Shooters FC
We are crazy about football! No one can stop us! (日本人サッカーチーム in 香港)
2016-17 Legal League 第17節 vs HK Krauts 2017.03.25 @HV2
2017年03月28日 (火) 12:57 | 編集
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<布陣>
         松本晴人  竹内剛史
        (上原裕史) (松下素之)


 Dennis                     武田和久
(間野泰光)                  (門矢士)
                         (鈴木孝哉)

         原仁志   高橋慶太
                (杉本敏郎)


 鈴木周   西田耕ニ  出水惟貴    小林佳樹
(西井敏之)                  (青木佑二)


            牧田穏敬


「あのサンペレのキーパー、日本人っぽいよ。西井くん、ナンパしてきなよ!」
筆者が記憶しているGK牧田に関する最初の会話である。

闘魂吉泉の転勤に伴うGK不在に喘ぐSFCは幹部が移籍達成に向け暗躍。
牧田は「自己のGKユニ5枚全てにSFCロゴをプリントさせろ」という破格の条件を提示。
SFCは熟慮の上合意、こんな経緯で今季よりSFC正GKとして活躍してきた牧田であったが、彼の公式戦最終試合をこんなに早く迎えることを誰が予想していただろうか。

正直、GK牧田とSFC のDF陣が最初からしっくりきていた訳ではない。
当然だろう、2部上位チームであるサンペレと比較するとSFCの戦い方はかなり異なる。
ごつくて高いFWとの空中戦は常に劣勢、その為ラインは上げ気味で、スルーパスがバンバンGKの前に来る。
そもそも大概ポゼッションは低めで守備の時間が長い、牧田もそれなりに戸惑ったのではないか。
しかし試合を積み重ねるうちに牧田もDF陣もお互いを知り、徐々に''しっくり''してきたのを実感していたのは筆者だけではないだろう。
共に戦ってきた仲間と別れるのは寂しいが、「Once Green, Forever Green」 これからも会うたびに''しっくり''飲めるでしょう。
このあたりがSFCのホントにいいところですね。

298壮行会をも楽しくするべく、現在2部首位Krauts戦がキックオフ。

'' 3 自陣左ペナ外からシュートを打たれるもバーに救われる。牧田はしっかり反応しており、肝は冷やさない。
''12 こりゃオフサイド、と筆者が足を止めたところ、審判取ってくれずGKと一対一、牧田絶妙のタイミングで飛び出しスーパーセーブ!
''13 ペナちょい外、ゴール正面FK獲得。キッカー高橋、GK正面へ。
''18 遠めFK獲得。キッカー高橋、竹内に合わず。
''26 自陣左サイド深くまで侵入され、ファーにクロス。ドンピシャヘッダーに牧田片手でスーパーセーブ!
''28 Krautsマイナスクロス、シュートミス
''29 SFC CK x 2

主役牧田のスーパーセーブに2度も救われ、スコアレスで折り返し。
押され気味ではあるものの、2度の大きいピンチ以外は決定機をつくらせず、 DFラインとMFのバランスも悪くない。
攻撃は左SHを起点として何度かパスが繋がり、FK、CKのチャンスもあり。
まだどっちに転んでもおかしくない展開。

''54 遠め FK獲得。キッカー高橋、FWに合わず
''55 Krautsゴール正面FK、壁の上を超して落ちる素晴らしい軌道。、牧田触るもゴール。0-1
''57 混戦からゴール前武田が判断早いトーキックシュート。惜しくもわずかに外れる。
''61 松本左サイドをぶち抜き、竹内へグラウンダークロスも相手DFがクリア
''62 ペナライン付近で高橋の手に当たり、PK献上。0-2.
''70 Krautsゴール正面FK。またもや綺麗な軌道を描くFKがゴール右上へ。0-3
''74 相手MFがフリーで左SHへスルーパス。GK1:1. 0-4

<良かった点>
a) 浅めのラインコントロールと2部構成人海戦術
  3点目を取られる70分までは全般的にそれなりにプレスが効き、流れの中でシュートは打たれるものの決定機はほとんどつくらせていませんでした。
 これからも各自出場している時間の間全力で走り回り、相手から嫌がられるプレスを継続できるようにしていきましょう。

b) 失点後のチーム雰囲気
 昨年垣崎家''りえママ''に「点取られて下向いてんじゃねえ!」と京笹で叱責されたのを覚えている方もいらっしゃるでしょう。
 今季は失点後に意気消沈せず、取り返す雰囲気になることが出来ています。これまでに2試合逆転勝利があり、 今試合も1失点直後に''57, ''61と惜しいチャンスを創造出来ていました。

<改善すべき点>
a) DFクリアの質と距離
 前節Scottish戦, 今節Krauts戦、両方とも流れの中でなくCK、FKの失点ですが、
「DFのクリアが小さく、2次攻撃を防ぐ過程でCK、FKを取られ、失点に繋がっている」事が共通点です。
 今節1点目のFK失点も元を質せば筆者のクリアが小さかったのが遠因となっています。
 また、簡単にタッチに逃れるのではなく、相手DFの頭を超すようなクリアが出来れば全体が楽になるケールも散見されます。
 筆者を筆頭にDFの個々の意識や体力向上で改善できますし、周りの声出し、MFの寄り等、チーム全体でも意識改善があるとよりよいと思います。

b) リスタートのスピード
 SFCボールのスローイン、GK等のリスタートの際、今よりもサッサとリスタートすることで、ボールポセッションを上げられるケースがあろうかと思います。
 人海戦術作戦の一貫としてサッサとリスタートできるようにボールを貰いに動くことで、より楽しいサッカーが出来るかもしれません。

今季残り5試合。2部昇格したので簡単なゲームはありませんが、それは常に緊張感ある試合ができることに他なりません。
緊張感を楽しみにできるように、チームとして、個人として、テーマを持って取り組んでいきましょう。

文 /西田耕ニ  


〈試合結果〉
Shooters FC 0 – 4 HK Krauts

得点:なし
警告:なし

〈今季成績〉
2016-17 Legal League
 Div.2 7位 勝ち点23 7勝2分8敗 得点26失点31

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉

【得点】
1位  松本晴人  6得点
2位  上原裕史  5得点
3位  羽田泰彦  2得点
     金谷俊彦
4位  青木佑二  1得点
     吉岡拓馬
     西井敏之
     今井雄一郎
     間野泰光
     垣崎靖
     高橋慶太
     工藤晋一
     小林佳樹
     鈴木孝哉
     杉本敏郎
     竹内剛史

【アシスト】 
1位  垣崎靖   7アシスト
2位  高橋慶太  3アシスト 
3位  西田耕ニ  2アシスト
4位   Dennis 1アシスト
     吉岡拓馬
     竹内剛史
【イエローカード】 
1位  杉本敏郎  1枚
     西田耕ニ
     高橋慶太
     脇信輔
     金谷俊彦
     鈴木周
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2016-17 Legal League 第16節 vs HK Scottish 2017.03.11 @KTP2
2017年03月13日 (月) 18:29 | 編集
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<布陣>

       松本晴人   大野貴由
      (竹内剛史) (上原裕史)


 脇信輔                二宮義和
(Dennis)               (小林佳樹)
(福谷健二)             (青木佑二)

   
       高橋慶太   杉本敏郎
      (原仁志)  (吉岡拓馬)

 鈴木周   金谷俊彦   出水惟貴  西田耕ニ
(垣崎靖)         (越智翔平) (今井雄一郎)



          牧田穏敬
       

今日は長年SFCを支えてくれた爽やかワッキーさんの最終試合。
香港在住8年という頼れる存在の日本帰国は寂しい気持ちであり、それを払拭すべく何とか勝利で送り出そうと気持ち十分の参加人数25人(見学2人)
しかし、Div2残留を成し遂げ、上位8チームで戦うリーグ後半戦初戦の対戦相手は、前回大敗したHK Scottish、個人的にはトラウマの残る敗戦であった。
前回の反省点を踏まえてポジションを引き気味にせず、前線からのプレスの意識で相手にボールを自由に回させないことを心がけて試合に臨む。

<試合内容>
開始早々、相手のロングボールを西田がカット、そのまま大野に繋ぐと大野から松本にスルーパスを通し、チャンスになるがキーパーにキャッチされる。
開始早々のチャンスメイクで、前回との違いを見せる。

しかし、このチャンスで相手が本気になったか怒涛の波状攻撃を受けることになる。
前半3分、Scottishダイレクトの早いパス回しからシュート、運良く枠を外れる。
前半11分、Scottishセンタリングからのヘディングシュートもまた枠を外れて難を逃れる。
ScottishはCFの48番の確実なポストプレーを軸に的確なパス回しを繰り返し、幾度もとなくSFC陣地に攻め入るも、SFCもきっちり前線からプレスを掛けているので、相手に万全な体制でシュートを打たせていない。

前半12分、Scottish縦へのスルーパスからキーパーと1対1も守護神マッキーの好セーブに助けられる。
今日はワッキーさんを主役にすべく頑張るSFCだが、我らが守護神もつい先日、4月で日本への帰国を発表したばかり。
燃える男マッキー、今日はこの男に何度助けられただろう。

前半14分、久々の攻撃、相手陣内にボールを持ち込むも、なかなかボール回しが出来ない中、ボランチ高橋がミドルシュート、枠を捉えられず。
前半15分、Scottishのコーナーキックからヘディングシュートも枠を外れる。
屈強なガタイのScottishに対して、高さでは対抗できないが、きっちりマークし、相手の体制を崩し打たせていることで、何とかここまで無失点が続く。
紙一重の状況が続くも集中を切らさないSFC。

前半19分、Scottishに左サイドを突破され、タイミングよく中へクロス、またもやシュートミスに助けられる。集中するSFC守備陣が運を引き寄せているのか。
前半22分、カウンターからコーナーキックを獲得、カッキーのグラウンダーのキックから吉岡がシュート。数少ないチャンスで、シュートまで結びつけている。

前半25分 なんと、、、、カッキーがペナルティエリア内で後ろからチャージ、相手が倒れPK献上。
外から見る限り、プレー後のチャージ・転倒なので、PKには全く見えなかったのだが・・・今日は審判に泣かされる。
ここで失点してしまうと、いつものパターンで大量失点につながる嫌な展開。
今日一番目のハイライトである。守護神マッキーに全てを託し、祈るSFC一同。
そして今日のマッキーは燃えている、なんとドンピシャのセービング。素晴らしい!!
その後も終始攻め込まれ続け、クリアが精一杯で中々マイボールにできないが、センターバック金谷を中心に集中を切らさず、無失点で前半を切り抜ける。

後半も開始早々から攻められ、一方的な展開でパスを回され、ピンチの連続。
後半10分、Scottish右サイドからセンタリングもそのまま逸れる。
後半13分、Scottishこぼれ球からシュートを打たれるもマッキーが正面キャッチ。
後半16分、Scottishゴール付近まで攻め込まれるも、相手のミスで難を逃れる。継続的にプレスを掛けているおかげである。

後半22分フォワード竹内のキープからデニスが青木にスルーパス。青木がシュートを放つもゴールに至らず。相手も体力消耗してきていることもあり、徐々にチャンスがでてくる。

ところが・・・今日二番目のハイライト。
なんとここまで無失点に抑えていた守備陣の中心であるファイター金谷が相手と交錯して流血。合計13?17針?を縫う怪我を額に負い負傷退場となる。
相手は、鼻が折れ歯も抜けたようで、両チームとも気持ち十分の激しい試合を象徴しているプレーであった。

後半25分、継続的なプレスからカッキーへボールが渡りシュート、枠を捉えることはできなかったが惜しい展開。

この試合、相手の足も止まりだし、このまま無失点で切り抜ければ勝利が見えてくるのではないかと思わせる展開となってきた・・・と思った矢先の出来事だった。
後半32分、サイドから崩され、ペナルティーエリアに侵入される。敵味方入り乱れる中、押し込まれゴールを許す。
ここまで無失点を続けていたなかでの失点で0-1。
必死に足を伸ばすも届かなかったボール、非常に悔しい失点である。

必死に追い上げを図るSFC
後半35分、福谷から上原へ展開し、上原がよいカタチでのシュート、惜しくも枠をそれる。

そして後半40分、ラストプレーでFKを獲得。ここで満を持してカッキー登場。左利きのFKスペシャリストに全てを託し、ゴール近くに集まるSFC攻撃陣。
キックは綺麗な弧を描きゴール付近に吸い込まれていく、「誰かワンタッチ!」と祈るように見守るが、ワンバウンドしてキーパーにかき出され、そのままレフェリーのホイッスルで試合終了。

ワッキーの最終試合ということで、なんとか勝利で送り出したくて首位チーム相手に接戦にもなったが、非常に悔しい試合となった。
ピンチの連続で、もっと失点してもおかしくない試合内容であったが、集中を切らさず、全員でプレスを掛け続けた結果、接戦に持ち込んだ今日の展開。
今後、リーグ上位チームとの試合も今日の集中力があれば、十分に戦える。しかし、本当に今日は悔しい・・・

文 / 出水惟貴


〈試合結果〉
Shooters FC 0 – 1 HK Scottish

得点:なし
警告:なし

〈今季成績〉
2016-17 Legal League
 Div.2 7位 勝ち点23 7勝2分7敗 得点26失点27

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉

【得点】
1位  松本晴人  6得点
2位  上原裕史  5得点
3位  羽田泰彦  2得点
     金谷俊彦
4位  青木佑二  1得点
     吉岡拓馬
     西井敏之
     今井雄一郎
     間野泰光
     垣崎靖
     高橋慶太
     工藤晋一
     小林佳樹
     鈴木孝哉
     杉本敏郎
     竹内剛史

【アシスト】 
1位  垣崎靖   7アシスト
2位  高橋慶太  3アシスト 
3位  西田耕ニ  2アシスト
4位   Dennis 1アシスト
     吉岡拓馬
     竹内剛史
【イエローカード】 
1位  杉本敏郎  1枚
     西田耕ニ
     高橋慶太
     脇信輔
     金谷俊彦
     鈴木周

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2016-17 Legal League 第14節 vs SiHK 2017.02.11 @Tuen Mun Tang Shui Kin Sports Ground
2017年02月13日 (月) 15:08 | 編集
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<布陣>
           松本晴人    上原裕史
          (内野航平)   (竹内剛史)

 垣崎靖                           二宮義和
(Dennis)                          (青木佑二)
                                (岩井充彦)

           高橋慶太    杉本敏郎
          (吉岡拓馬)   (原仁志)


 西井敏之    金谷俊彦    工藤晋一     西田耕ニ
(鈴木周)                         (今井雄一郎)


                牧田穏敬


別の日本人チームであるブルズをメインに活動する筆者であるが、香港赴任以来、ミスターシューターズこと、(井川)ヨウくんから助っ人の誘いを受け、その後も助っ人という位置付けで幾度となく試合に参加させてもらっており、シューターズ(以下、SFC)とはかれこれ5年程の付き合いになる。
これまでも試合などに参加させてもらったときは、正部員と同じような扱いを受け、いつも温かく迎えてくれるSFCメンバーには今年正式入部する前から感謝していた。
そんな中、2015-16シーズンの成績不振を聞き、またブルズの試合が隔週となることが多いこともあって、成績アップに貢献すべく2016-17シーズンから正式入部することにした。
唯一の懸念点はSFCのメンバーは、性格的に「神」レベルの人が多い中(西井キャップ談)、悪魔的性格を持つ筆者の位置付けである。
自己紹介的なお話は終了し、そろそろ試合レポートに移りたい。

今回のグランドは、手入れがそこそこ行き届いている良い天然芝であった。
試合前には、日本からシューターズの応援のついでに香港マラソンに参加する、イギーさんと、岩井さんが登場し、メンバーの指揮も一層高ぶっていた。
また、西井キャップからは相手が下位チームであることもあり、3タッチを意識するよう指示があった。

<前半>
前半開始時点で相手は9人。相手の人数が揃う前に得点したいところであるが、このような場合逆にギクシャクして攻撃がうまくいかない場合もある。しかし、キックオフ直後にその不安はすぐに払拭された。

キックオフは、筆者(松本)の判断で、「もっている男」と評判の左サイドハーフのカッキーに出し、今日は何を「もっている」のか試すことにした。
そしてカッキーにボールを出すと同時に、筆者と上原がゴール前に走り出す。
その数秒後カッキーからゴール前の上原にピンポイントのクロスが供給される、相手がなんとかこれをクリアするが、そのボールが筆者の前にこぼれてきた。
カッキーのクロスに、相手キーパーも飛び出していたため、後はこのボールをふかさないように注意するだけである。そして、キックオフから約10秒程度で、人生最速のゴールを決めることができた。カッキ―&上原サンキュー!

続けて前半4分、コーナーからのこぼれ球がサイドバックの西田の前に転がり、これをタイミング良く相手DFの裏に放り込む。相手DFは完全に逆を突かれ、裏に飛び出した上原は完全にフリーとなる。上原はこのボールをうまくコントロールし、キーパーの届かないゴール右角へと流しみ、試合開始早々に2-0となる。

その後もシューターズの攻撃が続き、西井キャップ、カッキーがミドルを放つも枠をとらえられない。
前半10分、DFラインからカッキーにパスが渡り、ゴール中央に絶妙のセンターリングがあがるが筆者はうまく合わせられず、相手に当たりゴール前にボールがこぼれる。このボールがニノの前に転がりシュートを放つが惜しくも枠をとらえられない。

前半14分、上原から高橋に絶妙のパスが通る、相手DFはファウルでしか止められず、ゴール前の絶好の場所からフリーキックのチャンスを得る。キッカー高橋は自ら獲得したフリーキックをゴールに叩き込むべく豪快なシュートを放つが、惜しくもゴールバーの上に抜けていく。

その後、SFC恒例の前半途中で大部分の選手入れ替え。

フレッシュなメンバーは攻撃の手を緩めず、何度か繋がっていた今井ちゃん→うっこーのホットラインから、うっこーの今季初ゴールが生まれるも、無情にも審判はオフサイドの判定。
その後もユージス、竹内が積極的にゴールを狙うが、中々ゴールできない。

前半終了前にようやく相手は11人となったが、時既に遅し。
SFCの怒涛の攻撃も追加点を奪えず、前半は2-0で折り返す。

ハーフタイムでは、西井キャップから再度落ち着いてプレーすることと、3タッチを意識することの確認があった。

<後半>
前半のスタメンに戻し、後半スタート。
2-0では逆転される可能性もあるため、早めの追加点が欲しいところである。

後半1分、コーナーからのこぼれ球を金谷がヘディングで押し込もうとするが、これはキーパーがキャッチ。
後半5分、この試合数々のチャンスを作り出している左サイド カッキーからのセンターリングを相手DFがクリアするかと思いきや、なぜかすり抜けて来て、ゴール前に。これを抜け目なく狙っていた筆者がゴール右角に蹴りこみ。3-0に。
後半8分 筆者のパスを受けたトッティがゴールに向かってドリブルを仕掛け、相手DFはたまらずファウル。これを香港人審判が珍しくPKの判定を下す。キッカーはファウルを受けたトッティ、PKスポットにボールを置いたが、相手GKはゴールラインからかなり前に出るという謎の行動をとる。最初は、PK時にGKはゴールライン上に立たなければならないというルールも知らないのかと思ったが、相手GKはボールがPKスポットからずれていると主張。(確かに若干ずれていた)。相手GKは精神的プレッシャーをかけたものと推測するが、トッティには一切の効果なく、冷静にゴール右上に蹴りこみ4-0。
このゴールを皮切りに、SFCのゴールショーが開始する。

後半11分、カッキーからのセンターリングが相手GKを越え、ゴールラインを割るかと思いきや、それまでも貪欲にゴールを狙っていた金谷がヘディングであわせ5-0。
その1分後、またもやカッキーからのセンターリングを竹内がうまく頭で合わせる。ゴールに向かって飛んだボールは、惜しくもゴールバーにはじかれるが、その後コーナーキックに。そのコーナーキックからのボールが、再度竹内のところに。集中していないとシュートをふかしてしまう場面であったが、完璧にミートしゴール。これで6-0。

後半13分 相手DFの不用意なパスを筆者がかっさらいゴールへ向かう。相手DFをかわしたことろまでは良かったが、ゴールの隅を狙いすぎたのもあってゴールの枠外へ。
後半20分 SFCこの唯一のピンチが訪れる。自陣中央あたりから相手がミドルシュート。ボールはゴールに向かいあわやゴールかというところをマッキーが好セーブ!この試合ではそれまでほとんど出番がなかった状態でも、あらゆる状況に対応できるよう準備しているところはさすがである。
後半23分 竹内がグランド中央でキープし、パスを出すべき相手を探している状況を察知し、筆者が相手DFの裏へ飛び出す。これに竹内が完璧なスルーパスを供給する。相手GKは上へのボールはある程度対応できるが、横の動きが遅いのを確認していたため、ファーストタッチで相手を交わし、無人のゴールにボールを流し込む。久しぶりの筆者のハットトリックにより、7-0となる。

その後、メンバーを入れ替えた後は、Dennis、ユージスが積極的にサイドから攻めあがる。
後半30分、ユージスのサイドからのセンターリングが相手に当たりコーナーキックに。コーナーキックは相手DFにクリアされるが、そのボールがあまちゃんの前に。これをあまちゃんがダイレクトでシュート!!ボールの弾道からしてゴールになってもおかしくなかったが、惜しくもゴールバーの上をかすめる。

試合終盤には、翌日香港マラソンがあるにも関わらず、エンジン全開の岩井さんがピッチへ。これにより、SFCの盤石の守備体制が完成し、相手に失点を許すことなく試合終了。

<良かった点>
相手のレベルが低かったとはいえ、早い時間にきちんと得点できたことにより、試合全体をSFC優位で進めることができた。

<悪かった点>
相手プレッシャーが厳しくなく、こちらの思い通りにできる展開ではあったものの、DFラインのボール回しから攻撃へのリズムが単調に感じた。具体的には、右サイドから来たボールを、左サイドに流すような展開(逆の場合もあり)が多かったが、DFラインからFWや中盤へのクサビのパスが少なかった。相手が強くなると、単純なサイドチェンジは相手も対応しやすいため、相手の予測を外すボール回しが必要と考える。

文 / 松本晴人


〈試合結果〉Shooters FC 7 – 0 SiHK FC

得点:松本晴人(アシスト:なし)、上原裕史(アシスト:西田耕ニ)、松本晴人(アシスト:なし)、杉本敏郎(PK)、金谷俊彦(アシスト:垣崎靖)、竹内剛史(アシスト:垣崎靖)、松本晴人(アシスト:竹内剛史)、
警告:なし

〈今季成績〉
2016-17 Legal League
 Div.2 10位 勝ち点20 6勝2分6敗 得点26失点26

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉

【得点】
1位  松本晴人  6得点
2位  上原裕史  5得点
3位  羽田泰彦  2得点
     金谷俊彦
4位  青木佑二  1得点
     吉岡拓馬
     西井敏之
     今井雄一郎
     間野泰光
     垣崎靖
     高橋慶太
     工藤晋一
     小林佳樹
     鈴木孝哉
     杉本敏郎
     竹内剛史

【アシスト】 
1位  垣崎靖   7アシスト
2位  高橋慶太  3アシスト 
3位  西田耕ニ  2アシスト
4位   Dennis 1アシスト
     吉岡拓馬
     竹内剛史
【イエローカード】 
1位  杉本敏郎  1枚
     西田耕ニ
     高橋慶太
     脇信輔
     金谷俊彦
     鈴木周
2016-17 Legal League 第13節 vs HK Scottish 2017.01.21 @Ma On Shan RG
2017年02月03日 (金) 13:24 | 編集
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気温:18度
天気:晴れ

<布陣>

           上原裕史
          (竹内剛史)

 Dennis      吉岡拓馬        青木佑二
(小林佳樹)   (間野泰光)       (内野航平)



        西井敏之   原仁志 
              (杉本敏郎)

 西田耕ニ   金谷俊彦   工藤晋一   長谷川誠
(鈴木周)  (出水惟貴)        (今井雄一郎)


           牧田穏敬


香港に「Shooters FC」という社会人サッカーチームがある。
創立20年以上の歴史あるクラブも近年がき苦しんでいた。
かつての常勝軍団も古豪と揶揄されてから久しく、高齢化した選手達は、皆モウロクしていた。
参加リーグでは2部はおろか毎年下位につけ、昨年はとうとう3部降格の憂き目にあった。
かつては華やかだったドクシン部も他チームのコンパにお呼ばれするほかなくなった。
かつての主力だった選手も京笹の物価高に臆して大挙して日本へ逃げ帰った。
チームの再生をたくされたのは、最年少の年代に入る「ドクシン部西井敏之」であった。

西井は、嫁さん探しに女性に声をかける代わりに、せっせと男性に声をかけまくっていった。
副将の小林は、子供たちの寝顔を見るかわりに、ShootersのFBばかりを眺めていた。
同じく副将のクドウは、カタコトの日本語を駆使していった。
かくして陣容を整えつつ、Shooters FCの16-17シーズンの戦いは始まったのであった。

「♪ 風の中のすばる~。砂の中の銀河~。みんな何処へいいった~。見送られることもなく~~。。♪」

「俺たちはまだ終わっていない。」
これは、社会からも家庭からも「なにをいまさら」と白い眼でみられることにめげず、自分を取り戻すために立ち上がった中年男たちの奮闘の物語である。  -プロジェクトX 挑戦者たち-。

春節直前の第13節、ここまで勝ち負けを一進一退したSFCにとって負けられない戦いが迫っていた、2部残留を果たせるか否かの戦いである。
敵はHK Scottish、屈強な白人を中心とした強豪で、今季ここまで他を寄せ付けない強さを見せ、目下首位を快走する強敵であった。
試合前日には、分析官西田より敵主力についての詳細なレポ-トが届いた、主力のあまりの多さに、対応策は、、とても憶えきれなかった。

試合当日のはじまりは朝一の連絡から、「すんません。緊急事態でベトナムから帰国することができなくなりました。。。」新人の大野からであった。
本日は左サイドハーフとしてチームの基点を任されていた、東南アジアでの昨今の政情不安を良く知るチーム全体に戦慄が走った、寝坊であった。
大野は来れなったが、チーム戦術を練り上げていた副将のクドウがディフェンスのコントロールについて宣言した。
「カナはアゲアゲで、デミ、クドーはフォロー命」。 意味不明のおまじないの様ではあるが意識の高さが垣間見える。

試合の入りは上々、評判通りの攻撃力で迫り来る敵に対して、アゲアゲとフォーロー命のセンターラインは冷静に対応していった。
敵がサイドに散らす攻撃に切り替えると、西田、長谷川の両サイドバックが粘り強く跳ね返していった。
ハイボ-ルでのプレッシャ-にも金谷が喰らいついていった。
ディフェンスメンバ-の勇姿に、控えのメンバ-も声を枯らして声援した。「今日の山火事ヤバイ。。」武者震いがとまらなかった。

しかし、自力に勝る相手に徐々に押し込まれていく、特に中盤の10番、19番の豊富な運動量と卓越したテクニックは脅威であり、走りまわらされるボランチ原。ひたひたと走る短髪のシルエットは、まるで旧関東軍の将兵であった。

 オフェンスメンバ-も打開策をみつけようと歯を食いしばり、上原、吉岡、Dennisのトライアングルは敵の懐に飛びこんでいった。左サイドへのスルーパスに走りこんだDennis。アウトサイドでの切り替えしで敵をおきざりにし、シュートなのか?その一瞬の迷いにボールは相手の足にかかってしまった、天を見上げたDennis。
「ソーリー。ソーリー。ゴーーメンナサイ。」。 消極的だったと反省するときの彼のいつもの日本語であった。

前半20分。なんとか0点におさえながらメンバーを入れ替えてこう着状態の高いを図り、原に代わって走りまわらされるTotti。女性に話しかけるその微笑は、グランド脇でヘリコプタ-のおもちゃで遊ぶ愛息とおなじように無邪気であった。

前半30分。とうとう均衡が破られた。中央でボールを奪われてショートカウンターをくらってしまい、高速パス2本での失点、電光石火の早業であった。敵の突進に懸命にカバーリングに飛び込んだ出水はやや内股であった。

立て続けの前半35分、ゴール左サイドでの混戦から抜け出されてしまい、低く鋭いセンタリングはクドウの足元をすりぬけた。フリ-のCFへ繋がり2点目を失った。
「X..?@M//...XX%**やっ!」、「顔を上げよう!」とチームを鼓舞したのかもしれない、今井であった。 

前半終了間際の40分にはバックパスを奪われてからのミドルシュートはゴール前で変化しGK牧田の腕元をすりぬけていった、前半終了、0-3で半分を折り返す。

やはり俺たちはもう終わってしまったのか?
強敵相手に3点のビハインドは大きかったが、下を向くもの誰もいなかった。
から元気だけは日ごろの接待で慣れている。

後半戦に臨むも、前半にもまして猛攻をしかける敵に対し少しずつ疲労がたまっていった。
前半からトップ下として敵を背負ってきた吉岡のゲキが飛んだ。「イケーッ。ウラヲネラエー。イケーッ。モットトビコメー」足より先にダミ声がピッチを走っていった。

右サイドハーフとして豊富な運動量を見せていた青木も、敵陣へすらせようと飛び込んだヘディングがまともに自陣へむかって跳ねかえってきた。

誰もがくじけそうな劣勢のなか、あきらめない強い心を持っていた。否、無になり繰り返すことは長い社会人経験から磨きぬかれていた、鈴木はスライディングをくりかえす。

攻められ続けながらも失点させなかったチ-ムに好機が訪れる、後半25分、味方のプレスからのこぼれ球がゴール正面にころが理、ボールの先は主将西井。日ごろのおっさん達へのうっ憤をぶつける右脚を振り切理、ボールはスピンしながらゴールへ!!! 
20M手前でペコリとおじぎをしたドライブシュートはコロコロところがりながらゴール右へ消えていった。

押し込まれてもしのぎ、なんとか食い下がろうとする選手達、不器用なひたむきさに涙が出た。
膝の怪我からの復帰間近で、この日はレポート係を自ら買って出た松下も赤くはれた目をぬぐっていた、ふいに口をついた言葉は彼がドライブ中によく口にする言葉だった。 「F x c x U」

後半30分、粘り続けたチームにこの日一番の見せ場が訪れた、FKからのリフレクションで高く舞ったボールが敵ゴール前飛ぶ。瞬間、内野が相手ともつれながらもボールを追って空へ。
両手を頭上にかかげる得意の鳳凰の舞、触ればゴールかハンド、相手とのちちくりあいの末、肩から地面に落下した。
奇しくも彼の倒れた位置もボールもゴールラインの外であった。

チャンスの後にはピンチがくる、後半38分最後はGKへのバックパスを相手にかっさらわれGKと1対1、走りこんだフリーの選手へ横パスを通された。。失点。0-4となり試合終了のホイッスルを聞いた。

試合後、だれもが虚ろであった。
完膚なきまでの敗戦、一枚上手と分かってはいたが歯が立たなかった悔しさがこみあげてきた。
試合の総括を始める西井、その時「今日のサッカーを、あきらめなければ、つぎ、は、かならず、勝て、ますっ、、」
ワントップで体をはりつづけた最年少上原が、その場で泣き崩れた。その姿はすでに30代半ばを過ぎているようにみえた。
それまでガマンしてきたものがチーム全体で堰を切ってあふれた。ひとりまたひとりと膝をおって、またはうつむいたまま、選手達は嗚咽した。
ここは最年長として気の利いたことを言わねば。と思った間野は言葉が浮かんでこず、まごまごしているうちにタイミングを見失った。
まだ中年にくくられるのが嫌な竹内も泣きじゃくるおっさん達に、たださわやかな苦笑いを見せるほかなかった。

「♪ヘッドライン~。テイルライン~。旅は、まだ終わらない~♪」
 勝負の世界は一生懸命だけでは残れない、ただ一生懸命でなければ次につながらない。今日の敗戦も必ず次への糧となる。

これは、団結し困難に立ち向かってゆく中年男の物語である。と同時に、事実を参考にしたフィクションである。
(了)
文/まのやすみつ

〈試合結果〉Shooters FC 0 – 4 HK Scottish

得点:なし
警告:なし

〈今季成績〉
2016-17 Legal League
 Div.2 10位 勝ち点17 5勝2分6敗 得点19失点26

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉

【得点】
1位  上原裕史  4得点
2位  松本晴人  3得点
3位  羽田泰彦  2得点
4位  青木佑二  1得点
    吉岡拓馬
    西井敏之
    今井雄一郎
    間野泰光
    垣崎靖
    高橋慶太
    金谷俊彦
    工藤晋一
    小林佳樹
    鈴木孝哉

【アシスト】 
1位  垣崎靖   5アシスト
2位  高橋慶太  3アシスト 
3位  西田耕ニ  1アシスト
     Dennis
     吉岡拓馬

【イエローカード】 
1位   杉本敏郎  1枚
     西田耕ニ
     高橋慶太
     脇信輔
     金谷俊彦
     鈴木周
2016-17 Legal League 第12節 vs FC Louis Boys 2017.01.14 @屯門湖山遊楽場
2017年01月22日 (日) 12:35 | 編集
2016 12setu

2017年1月14日
13:00
18℃ 曇り
第12節 VS FC Louis Boys

        松本晴人  Dennis
        (上原裕史)  (羽田泰彦)

垣崎靖   高橋慶太   原仁志   青木佑二
(間野泰光) (大野貴由) (杉本敏郎) (坂本桃太郎)

鈴木周   工藤晋一   西田耕二  西井敏之
(西井敏之) (出水惟貴)         (小林佳樹)

             牧田隠敬


屯門公路 をひた走る二階建てバスの車窓から
黄金海岸のマンション群を横目に、
今日の試合について思いをはせる。
2部残留に向けて負けられない試合であることは分かっている。
が、それ以上に、前置きもなく告げられた羽田の壮行試合である
という寂しいニュースが思考の大半を占領する。
どんよりとした新界の曇り空と、相方の西田が不在ゆえに
珍しくピンで移動という孤独感が助長し、
自分自身がShootersを去る日のことをなんとなく想像してしまう。

「Shooters とは彼女のようなものだ、居なくなって初めて
その存在の大切さに気がつく。」
昨シーズン途中に急遽日本へ帰国した名取前主将が
残した名言を思い出す。

早いもので私も入部してから今季で4シーズン目となる、
その間に日本へ帰国、スライドで他の国へ赴任した仲間を
分かる範囲で数えてみると24人になった。
今いる仲間と香港で一緒にサッカーができる時間が
「有限」であることを改めて実感する。

羽田はインターンとして来港した現役の大学生である。
期間限定での入部だったことと、
勤務先がホテルが故なかなか土曜日休みが取れず、
実際に一緒にボールを蹴った時間は短かったであろう。
しかし、明るい性格とコミカルなリアクションから、
直ぐにチームに馴染み、みんなに可愛がられていた。
そんな羽田を見ていると、自分が彼と同じ年齢の頃、
20歳も離れたおじさんの和に臆することなく自然と
溶け込むことができたであろうか?
Shootersの重鎮、今井部長のコメントと重複するが、
その持ち前の人懐っこさと、香港で出会った人脈を活かして、
世界に羽ばたいてもらいたいと老婆心ながら願う。

哀愁に浸っていた気持ちも会場に着いたとたん吹っ飛んだ。
小雨が降る肌寒い冬空にもかかわらず羽田は半袖一枚で登場、
そして「セールで安くなってたんでつい買っちゃったんすよー」と
特大サイズのソックスの引き取り相手を探している。
相変わらず突っ込みどころ満載である。

そんな羽田も、そしてこの日集まった他18人のShootersの
戦士達もアップが始まると徐々に真剣な表情に変わっていく。
試合前、羽田はツートップの1人として前後半それぞれ
20〜40分の時間帯に出場と西井主将から言い渡される。
羽田は「チーム全体で10点とる」というとんでもないコミットをする。

小雨がパラつく中、羽田泰彦の香港生活の集大成、
Shooters最後の試合が始まる。
開始早々の2分、MFの高橋からFWのDennisへ
絶妙なスルーパスが通るが惜しくもオフサイド判定。
また右SBの西井主将が良質なロングボールを前線に供給し
チャンスを演出する。
しかし、Shootersペースで始まった試合も10分過ぎから
徐々に相手流れが傾き始める。

Shootersの攻撃に慣れてきたのか、Louis Boysの
クリアボールが徐々に前線に張る2名の長身選手に収まり
何度かカウンター攻撃をくらう。
15分過ぎからはクリアボールを拾われ続け、
ロングボールの波状攻撃にさらされる。
そして18分過ぎ、オフサイド気味ポジションにいた相手長身FWに
ボールが通り、ペナ付近でキーパーと1対1になってしまう。
しかし、ここは相手のミスキックに冷静に反応した守護神牧田の
好判断でなんとか切り抜ける。

流れを変えるべく前半20分で9人の選手を入れ替える。
この日、 最初に決定期を作ったのは交代直後の上原だった。
ペナ外でボールを受けると全盛期のロナウドを彷彿させる
キレのある縦へのドリブルでペナ内に侵入、DFをはねのけ、
2人目DFに足をかけられ倒されたように遠目からは見えた。
しかし、近くにいた審判はPKを取らずにゲームを進める。

前半30分、今度は羽田が見せる。
足元に入ったボールを絶妙なトラップでコントロール、
相手のファールを誘う。
好位置で得たFK、西井主将の右足から絶妙なボールが
ファーポストに供給されるが詰めている選手がいなく
ボールはそのままラインを割る。

徐々に疲れからか中盤でのプレスが一歩遅く、
自陣で相手にボールを回され始める。
すると38分、自陣の左サイドで献上してしまったFKから精度の高い
ボールが放り込まれ、ゴール前の混戦を押し込まれてしまう。
前半終了間際、嫌な時間帯での失点だが、選手の表情に焦りはない。
やられてしまったのはセットプレー。
試合内容的には五分五分、焦りは不要とハーフタイムに確認する。

後半開始早々、失点の影響からかDFラインが若干低く、
ペナ付近から相手にシュートを許してしまうが、
徐々にまたShootersに流れが傾き始める。

試合が大きく動いた後半7分、左サイドからのクロスに反応して
ゴール前に走り込んだのはこの日右SHで出場していた
俊足の青木、ゴール前で相手キーパーと接触し倒されると、
審判は笛を吹きながらペナルティスポットを指差した。
青木を讃える前線の選手達を横目に、 満を持してPenalty Spotに
ボールをセットしたのは昨シーズンのバロンドーラー、垣崎靖。
まさかこのタイミングで自身の持ちネタの「持っていない男」ぶりを
発揮することを誰が想像できたであろうか。
ゴールの上ギリギリを狙ったボールは非情にもクロスバーに嫌われ、
ゴール前にこぼれる。しかし、この窮地を救ったのが鉄人松本である。
素早い反応と冷静なトラップからハーフボレー気味の強烈なシュートを
ネットに叩き込んだ。
狙った獲物は絶対仕留める、生粋のストライーカー松本の一撃を
讃える歓声と垣崎をいじる優しい野次が選手間に飛び交う。
首の皮一枚でつないだ垣崎、かろうじて「何か」を持っているようだ。

同点に追いつき勢いにのるShooters、選手の動きが一段と良くなり
我々のペースで試合が進む。
そして後半20分で9人の選手が入れ替わる。
羽田のラスト20分が始まる。
私の記憶の限りでは、自身の壮行試合で得点宣言を有限実行した
垣崎の言葉を借りると「持っている」歴代選手は、
軽快なトークで毎年納会を盛り上げてくれたMC川端のドンピシャヘッド、
そしてレジェンド井川委員長の強烈なミドルシュートであろう。

歴代の「持っている」選手に続きたい羽田にもチャンスは
突然やってきた。
後半27分、中盤の大野が左サイドの高橋へボールを展開する。
「ルックアップした瞬間に高橋さんと目があった。
こりゃ良いクロスが来るなあと感じた。」
羽田本人のコメントが物語るように、ピンポイントクロスが
羽田をめがけて飛んでくる。
「胸トラップが少し大きくなったが、気持ちで押し込みました。」
最後は倒れ混みながら待望の勝ち越しゴールを決める。

羽田の有限実行ゴールにチーム一同が湧く。
残り10分強、チーム一丸となって守りきり、
勝利で羽田を送り出したいと強い気持ちで臨んだはずだが、
鬼門、湖山遊楽場にはやはり魔物が潜んでいた。
後がなくなったLBがパワープレーでShootersゴールに襲い掛かると、
後半35分、アンラッキーな形でゴール正面のペナすぐ外で
ハンドからのFKを献上してしまう。
FW一人残して全員が引くShooters、両チームのベンチも総立ちで
祈るようにFKの行方を見守る。
審判が笛を吹いた次の瞬間、蹴られたボールは
ポスト右上のバーに弾かれ、ゴール前に落ちる。
両チームの選手が体を投げ出して、こぼれたボールに群がり、
スクランブル状態が数十秒続く。
かろうじてコーナーに蹴り出し難を逃れる。
しかし、一難去ってまた一難。
FKを蹴った同じ相手選手が再び絶妙なハイボールを
ゴール前に蹴り込むと、外からではもう何が起こったか解説不能な
ゴール前の混戦の末、弱いふわっとしたボールが
ゴール左上に吸い込まれてしまう。
残り3分でまさかの同点弾をくらってしまう。

ラスト3分、垣崎を再投入して、なんとか起死回生を狙うが、
無情にもロスタイムなしで、手元の時計より30秒早く、
主審の笛が試合の終了を告げる。
最後の最後まで何が起こるか分からない、一喜一憂の試合展開、
それが全世界のフットボールファンを
魅了して止まないゲームの魅力であろう。
まさに、五分五分の試合、死力を尽くした両チーム、
共に譲らず結果は引き分けに終わる。
そして、香港での羽田のフットボールライフも終わりを告げる。
最後に羽田は、次のようなコメントを残してくれた。

「逆転ゴールを決め、少し油断していた。同点ゴールを許し、
試合が終わったあと、"人生は甘くないな"と改めて感じた。
人生山あり谷あり。今回の谷は非情なモノだったが、
今後の人生に活かしていきたいですううう!!」

我々の人生も山あり谷あり、平坦ではなく様々な
変化やチャレンジの日々である。
時には将来を左右する重要な判断を下さないといけないこともある。
頭ではわかっているつもりだが40歳過ぎるとどうしても
安定志向に意識が行きがちだ。
学生時代に独り海外の職場へ飛び込んだ、
羽田のチャレンジ精神を見習いたい。

そして、歳の差を超えた仲間に出会えるのも
Shootersならではの良さである。
素晴らしいチームで、最高の仲間たちと、
一緒にボールを蹴れる幸せに感謝したい。

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試合後は我らが京笹様にて壮行会。

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文 /鈴木 周〈試合結果〉Shooters FC 2 – 2 FC LOUIS BOYS

得点:松本晴人(アシスト:なし)、羽田泰彦(アシスト:高橋慶太)
警告:なし

〈今季成績〉2016-17 Legal League
 Div.2 10位 
勝ち点17 5勝2分5敗 得点19失点22

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉

【得点】
1位  上原裕史  4得点
2位  松本晴人  3得点
3位  羽田泰彦  2得点
4位  青木佑二  1得点
    吉岡拓馬
    西井敏之
    今井雄一郎
    間野泰光
    垣崎靖
    高橋慶太
    金谷俊彦
    工藤晋一
    小林佳樹
    鈴木孝哉

【アシスト】 
1位  垣崎靖   5アシスト
2位  高橋慶太  3アシスト 
3位  西田耕ニ  1アシスト
     Dennis
     吉岡拓馬

【イエローカード】 
1位   杉本敏郎  1枚
     西田耕ニ
     高橋慶太
     脇信輔
     金谷俊彦
     鈴木周
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