Shooters FC
We are crazy about football! No one can stop us! (日本人サッカーチーム in 香港)
2011-12 FFL第10節 vs Hong Kong Krauts 2012.1.15 @Happy Valley #6
2012年01月19日 (木) 01:06 | 編集
       長井真悟  岩井充彦
            (28分 本町知貴)

 Kwan                二宮義和
                 (28分 青柳隆浩)

       井川洋一  内野航平
           (41分 金子 学)

 渕脇 穣  東園 剛  豊田統士  原 仁志
(60分 松本桂一)

           Hin


昨年末、宿敵パウリスタとの激戦を制し、カップ戦を含めたここ5試合を3勝2分けと、11月頭から負けなしで勢いに乗るShootersは、昨季王者Hong Kong Krautsとの一戦を迎えた。今季の第1節で敗れている相手だけに、リベンジを果たしたいところだが、このドイツ人チームはフィジカルやスピードで勝る相手であり、SFCとしてはいかに数的優位な状況を作れるか、前回の教訓を胸に試合に臨んだ。

順位を大きく左右する一戦は、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。前半7分にミドルシュートでゴールを脅かしてきたHKKに対し、SFCは8分にKwanのエリア付近からのFKで応戦。さらに9分にはHKKが右サイドを突破するも、Hinがビッグセーブでゴールを死守する。14分には井川のFKから長井がヘディングを合わせ、続いて内野がミドルを放つなど、両チームとも果敢にゴールを狙うが得点にはいたらない。グラウンダーのボールを繋ぐHKKに対し、ロングボールを多用して前線の長井とKwanのスピードを生かすShooters。静かな雨が降り続く夜のハッピバレーでは、対照的なチーム同士による見どころの多い展開が進行していった。

中盤戦に入ると、濡れたピッチの影響からか、両チームともにボールコントロールに苦しみ、一進一退の攻防が続く。28分、SFCは流れを変えるべく青柳と本町を投入。すると直後の30分に、ついに均衡が破れる。左サイドのCKを井川が蹴ると、美しい放物線を描いた速いボールは巨漢揃いの相手DFの頭を超えてファーサイドへ。これをフリーの長井が頭で叩き込み、見事な先制点をもぎとった!! 日頃から「ゴールを決めなければ」と熱く語っていたストライカーが、新年早々に有言実行した形となった。

しかしこの先制点により相手に火がついたのか、その5分後にShootersにピンチが訪れる。中盤でこぼれ球を拾った相手選手が一瞬の隙をつきスルーパス。すり抜けたボールはFWに渡り、堅実なシュートがGKの頭上を越えてゴールネットを揺らした。オフサイド気味のゴールだったが、必死の抗議もむなしく、試合は1-1の同点でハーフタイムに突入した。

「CKの際のマーキング」(本町)や、チームとしての確かな手応えを確認しあい、後半に意識を集中させる選手たち。時計の針は21時に差しかかり、降り止まない小雨によりピッチはますます冷え込んでいったが、勢いを得たSFCはヒートアップしてリスタートを迎える。変更点は一点。ボランチの一角を内野から金子にスイッチした。

すると後半開始直後に試合は動く。後半4分、再び井川からのCKがファーサイドに届き、そこからのこぼれ球に緑色の23番がボレーを振り抜く。この日右SBを務めた原の右足はボールの真芯をとらえ、ほぼ回転のない弾道は相手GKを正面から弾き、激しくバーの内側を叩きながらゴールへと吸い込まれていった。勝ち越しゴール!!!! 「練習の成果が」と語るように、試合前のシュート練習でキレのある動きを見せていた原が、ここ一番で奪った値千金の一撃だった。

その後Shootersは前半の反省を確かめあい、互いに声を出し集中力を高める。後半8分、渕脇が左サイドを突破してシュートを打つが、惜しくも決まらない。対するクラウツも攻勢をさらに強め、後半10分にセンタリングからのこぼれ球にFWが抜け出す。置き去りにされたDFをあざ笑うかのように冷静なフィニッシュを決め、再びゲームは2-2の振り出しに戻った。

それでも勝利を信じるShootersは、両サイドからのカウンターを軸に、果敢に攻撃を繰り出す。65分、本町のスルーパスに長井が抜け出しシュートを放つが、これは枠の外へ。そして67分には渕脇に代えて松本を投入。するとその松本がさっそく仕事をやってのける。中盤で相手からボールを奪った松本が本町に預け、そこから左サイドのKwanにボールが渡る。自らボールを浮かせて放ったKwanのミドルは、相手GKの逆をついて、ゴールネットを揺らした。「あれは無回転だったでしょ」と原が評する強烈な一発により、三たびShootersがリードを奪った。

その後も、75分に松本のスルーパスからKwanがシュート、78分には本町がKwanとの大きなワンツーから惜しいボレーを放つなど、再三相手ゴールを脅かすShooters。最後にパワープレーに出てきたHKKがゴール前で混戦を作るも、必死のクリアでことなきを得たSFCは、Hinの好セーブやDF陣の堅守でリードを守りきり、3-2で熱戦を制した! Yes!!!

これまでの数年間で一度も勝てなかった相手から快勝を収め、不敗記録を6としたShootersは、上位進出へますます勢いに乗っている。2012年も最高のスタートとなった。

この試合は体格差をスピードでカバーし、スペースを上手く使えたことが一番の勝因だと筆者は思う。Shootersの持ち味であるサイドの展開が機能していることに加え、中盤からのプレスにより、前線でボールを奪える場面も多かった。一方で、DFとMFのスペースが開きすぎる場面があるので、ポジショニングとサポートを心がけ、中盤から数的優位の局面をより多くつくればさらによくなっていくだろう。

次戦はリーグ暫定首位の French Dragons との対戦(FFL CUP)。相手にとって不足なし! またも楽しみな一戦が続く。

文/渕脇 穣


<試合結果>
Shooters FC 3-2 Hong Kong Krauts
(長井 30分、原 44分、Kwan 68分)

<今季成績>
5位 勝点14 4勝2分3敗 15得点14失点

<チーム内得点ランキング>
1位 本町知貴 5得点
   Kwan
3位 長井真悟 2得点
4位 青柳隆浩 1得点
   川端勇介
   岩井充彦
   Hin
   原 仁志
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