Shooters FC
We are crazy about football! No one can stop us! (日本人サッカーチーム in 香港)
2013-14 Legal League CL Group D vs Mes Amis 2013.10.26 @Po Kong Village
2013年10月30日 (水) 09:02 | 編集
Kick off: 14:15
気温: 24℃
天候: 晴

〈布陣〉
         越智公大

   脇 信輔  間野泰光   Ted
 (Pong)  (井川洋一) (倉田昌彦)

      加藤新竝  益山秀人
           (鈴木 周)
       
星 哲史  斉藤 弘  内野航平  西田耕二
           (田口聖教)(井頭英信)

           Ho

〈レポート〉
10月末にもなると、いくら香港が亜熱帯だといっても朝晩は冷え込むと思って長袖を来て家を出たら、外は意外と暑くて汗ばむくらい。寒いのは記者の住んでいる家の窓が北西向きだからと理解したが、それでも夏場なら早朝どころか丑三つ時でも暑くて寝苦しいくらいだから、それを思えば今日は涼しいサッカー日和だ。

相手が始めて対戦するチームということもあり、序盤はセーフティーファーストで、エリア前でのファウルには気をつけよう、と内野キャプテンから試合前に指示があったが、相手はLegal League1部で4位の強豪で、Shootersとしては守備的に臨むというよりは、序盤は相手の猛攻を必死に防いでいる印象だ。

開始3分、中央をドリブルで突破され、キーパーと1対1の状態でシュートを打たれるがポストに。さらにゴール前にも詰めている選手がいたが、ポストに跳ね返ったボールがGK Hoの手元に帰ってくるという幸運もあり、開始早々の失点を免れる。

ここまでで段々明らかになってきたが、相手のMes Amisはみんなガタイがよく力強い上に、技術的にもしっかりしており、ボールを支配される時間の長いShootersが耐える展開に。必然的にDF陣の消耗が激しくなり、12分、まず最初に限界を迎えた内野キャプテンがOUT。左サイドの星を中央に移し、そこにPongを投入した。それが奏功したのか14分、Pongから相手DFライン裏へのロングパスが越智に入るが、相手DFとの混戦の中、惜しくもシュートには至らず、ボールはゴールラインを割る。

シューターズは疲れ始めたDF陣を早い段階で交代させたが、まだ田口も残っており、人員的には余裕があると思われていた。しかしそんな矢先に、左サイドからのクロスのこぼれ球をシュートされ、さらにGKの弾いたところを詰められてゴール。1点を先取されてしまう。

ここまで頑張って守っていただけに残念ではあったが、これで安心したのか疲れたのか、交代要員の少ないMes Amisの動きに陰りが見え始め、先程までの激しいプレッシャーが影を潜めるように。Shootersのパスが回り始め、それに伴いチャンスも増えてくる。

25分、越智がゴール前でボールをキープし、落としたボールを加藤が打つも、これはキーパー正面。さらに28分には、越智がドリブルで切れ込んでシュートを打つが、ボールはゴール左にそれていった。直後の30分、 ドリブルで相手を引き連れた越智がエリアすぐ外の井川にパス。背番号21は右足で強烈なシュートを放ったが、残念ながらゴールキーパーの両腕に弾かれる。勢いに乗って攻め続けるShootersは、その後もPongのミドルシュートなどで攻め立てるも、同点ゴールは奪えず、前半が終了した。

ハーフタイムに修正点を確認し、後半に臨む。自分が出ている時は相手が強くて押されまくっていたようにしか感じなかったが、こうして試合の記録を見ると、意外にも序盤以降はShootersの方が多くチャンスを作っていたようだ。

後半も出だしからShootersがチャンスを得る。後半1分、越智の右サイドからのCKを斉藤がヘディングシュート! 強烈な一撃は入ったかに見えたが、惜しくもボール1個分ゴール上に外れる。

「この調子で攻めていけば、いつか誰かが点を取ってくれる。点が入るまで頑張ろう。そして、点が入ったらベンチでゆっくり休もう」と、右サイドのMFで出場していた記者が思っていた矢先の後半7分、 左サイドのPongからの絶好のクロスにファーサイドで追いついた井川が右足を合わせる。それを防いだDFがボールの処理にもたついているところを、丁度その場に居合わせた記者が爪先で突っついてゴール! 自分でもびっくりするぐらいの“ごっつぁんゴール”で同点としたのだ。ゴール前に詰めておいてよかった!

ここで記者は精根尽き果て交代。試合前に「サッカー日和」と感じられたのが信じられないほどの猛暑(と回顧する)と喉の渇きにのた打ち回っていたが、Shootersの面々はこの後も強豪相手によく走り、互角以上の戦いを繰り広げていた。

後半14分、GK Hoの正確なゴールキックが相手の最終ライン裏に入ると、井川がラインを破って大きくバウンドしたボールと並走する。そして、相手GKが飛び出してきたところを、柔らかいループシュート! これで逆転、さすがは前主将、前節に続いて重要なゴールをまたしても決めてくれた……と同時に試合の主役の座を持って行かれたか……と思いきや、ボールは惜しくもわずかにバーを越え、ネットの上部を外側から揺らしたのだった。

その後も一進一退の白熱した攻防が続くなか、相手の左サイドからのCKにヘディングを合わせられ、勝ち越し点を許してしまう。流れの中ではHoの堅実な守備もあり、危なげなかったが、またもセットプレーから失点。最近の一番の課題がここでも出てしまった。

後半30分、自己申告により星がアウト。 「この場面で出るのイヤやな。外から見ててヤバいと思ったらすぐ代えていいから」と、内野が得意の消極的発言をしながら再び出場。最後はHoのキックにほぼ全員が上がるパワープレーを仕掛けるも、Mes Amisの強い守備陣を再び崩すことはできず、試合は終了した。

序盤を見た段階では、「気を抜いたら大敗もあり得るのでは」とも感じたが、その後の展開(記録)を見ると、「少ないチャンスをものにし、Shootersの猛攻をしのぎ切ったMes Amis」という感じがする。皆、最後まで集中力が途切れることなく見応えのある試合を演じた。優位に進めた時間帯もあったので、1-2のスコアは本当に残念だ。

ただ、試合後には田口や齋藤から、セットプレーの守り方を再確認すべきとの意見が出ていたので、これはすぐに確実に修正したい。今後の課題は具体的に見えたと思うので、これまでやって来たこと(プレスのかけ方、試合への姿勢)を維持しながら、コーナーキックからの失点をなくして、さらに1ランク上のチームを目指していきたい。

文/倉田昌彦

〈試合結果〉
Shooters 1-2 Mes Amis
(倉田 42分)

〈今季成績〉
2013-14 Legal League Champions League Group D
3位 勝ち点4 1勝1分1敗 得点7失点6

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング〉
【得点】
1位 越智公大  7ゴール
2位 井川洋一  2ゴール
   坂本桃太郎
3位 松本晴人  1ゴール
   Kwan
   間野泰光
   倉田昌彦

【アシスト】
1位 Kwan    2アシスト
2位 松本晴人  1アシスト
   今井雄一郎
   Pong
   名取一樹
   井頭英信
   越智公大
   井川洋一
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2013-14 Legal League Div. 2 第5節 vs Samurai Blue 2013.10.19 @Kowloon Tsai #1
2013年10月21日 (月) 18:15 | 編集
Kick off: 16:30
気温: 25℃
天候: 曇

〈布陣〉

         越智公大

  脇 信輔   坂本桃太郎   鈴木 周
 (Kwan)   (石黒敬司)  (西田耕二)
 (間野泰光) (倉田昌彦)  (小林春男)

      齋藤 弘  原 仁志
     (名取一樹)(井川洋一)

 Pong   吉村康弘  田口聖教  今井雄一郎
           (井頭英信)

         益山秀人

〈レポート〉
秋を感じる香港の昼下がり、薄曇りだった朝から徐々に陽気を取り戻した日差しは、傾きながらも優しくKowloon Tsaiのピッチを照らしていた。前節(第4節)にようやく今季初勝利を掴んだShooters、試合のない先週末を各々有意義に過ごし英気を養ったメンバー総勢20名が集った。

対戦相手は今季から新規参入のSamurai Blue。親日の香港人主体のチームのようだ。現在、彼らは最下位ではあるが、うちも新規メンバーの加入でどんどん進化しているように、他チームが力をつけていることは十分に考えられる。油断は禁物だ。

アップでほどよい汗をかきながら、視界の隅で日本代表レプリカユニフォームを探すもそれらしき集団は見当たらない。だが試合直前、『ローチケ』など、日本語のスポンサー名が入った独自の白のユニフォームを纏う一団を確認。Shootersを日本人主体のチームと知り、日本代表のアウェーをイメージしての配慮なのか。それとも濃い青と濃い緑を避け、視認性向上への考慮であろうか。日本代表の選手名入りレプリカユニフォームを勝手に予想(期待?)していたレポーターにとっては正直、肩透かしであった。

あるメンバーが「オランダ人チームと対戦するのに、オランダ代表ユニはさすがに着ないよな」とこぼしていたが、全く同感である。それでも、“KAGAWA”や“HONDA”と同じピッチに立ってみたかったのは正直なところだ。

Samurai Blueのキックオフで試合が始まる。開始早々、試合前の確認通り、早めのプレスで難なくボールを奪取して攻勢に転じるShooters。意図した通りの展開で、Samurai Blueのゴールを脅かし始める。開始直後の5、6分の間に既に5つのCKを獲得。圧倒的に高いボール支配率でSamurai陣内を縦横に攻め立てる。

9分、試合前にこの日の主将を務めた井川から「どんどん仕掛けてほしい。その上で、ドリブル以外にもパスやワンツーの選択肢を常に持っておくこと」とアドバイスされたエースの越智が、絶妙のスルーパスを左に送り、走り込んだ脇がしっかりとミートしたシュートを放つ。しかし、これはキーパーの真正面を突いた。脇の次男、瑛斗くんはピッチ外で歓喜の声を上げるも、これは父親のナイスプレーにではなく、Kwanに遊んでもらっている喜びからであった。

Shootersはその後も多様な攻めを披露するも、横パスが多く、相手の嫌がるような縦パスが少ない。悪い時の日本代表のような、ゴールを奪うことが目的には見えない、ポゼッションのためのパス回しがやや目につく。このままではいけない。どうする、Shooters?

19分、ここでShooters攻撃陣の一つの回答が示される。セントラルMFで出場した齋藤から、絶妙なグラウンダーのスルーパスが越智に入る。リーグ得点ランキング2位でこの日を迎えたストライカーは、落ち着いて左足を振り抜き、ボールは相手DFをかすめて左ポストを強打し、ゴールラインを割った。最終ラインの裏は有効ではないと察し、足下の精度では分があると考えたのか。あれだけ人数の多い守備網の中でのパスワークには相当の精度が求められるが、見事な連携だった。頼もしいかぎりだ。

この試合では、GK益山の声がピッチ全体に伝わっていた。日本語だったこともあろうが、試合というストーリーにおける文脈からの的を射た指摘が選手に届きやすいのではないかと、筆者は考えた(今後は益山のGK定着を切に望みたい)。これはベンチからの声出しにおいても大切な点だと思う。

しかし27分、その守護神の声も届かず、悔やまれる形で失点してしまう。Samuraiの左サイドからのCK、低い弾道のライナー性のボールはニアサイドへ飛び込んだ相手選手のヘディングを導き、試合は振り出しに戻る。人数は完全に足りていたのに、近くの選手が他人任せにして競り合わず、相手を二人もフリーにした事実は反省点だ。

そのままのスコアで迎えたハーフタイム、Samurai Blueが決して格下ではないこと、球際は必ず激しく当たること、セットプレーの守備時にはマークした相手を絶対に外さないこと、サイドバックはもっと攻撃に参加すること、元気を出して貪欲に勝利を狙うことなど、井川を中心に確認して後半戦に臨んだ。

だが、再開後は相手のペースで試合が進む。そして、ゴール前の混戦から、相手MFが放った当たり損ないのシュートが、GK益山の頭をゆるやかに越えて、逆転されてしまう。

アンラッキーなゴールを許し、これで完全に流れを手放したかに見えた。「また勝てないのか……」ベンチを含めたShootersの選手たちに、今季序盤戦の記憶が蘇る。実際にピッチ上でも選手たちに焦りの色が見え、短いパスをミスするなど、リズムを悪くするプレーが頻出していた。

しかし、そんなイヤな流れを背番号21が断ち切る。このクラブを数年にわたって率い、真のフットボールクラブへと変える努力を続けてきた井川が、中盤から何度も大きな声で仲間を鼓舞する。

そして54分、右サイドで越智がドリブルを開始すると、井川がボックス内に進入。「越智と目が合ったんだ」と試合後に振り返った前主将は、背番号10からの絶妙な浮き球のクロスに滑り込んで右足を合わせ、ゴールネットを揺らしたのだった。今季のSFCプシュカシュ賞も有力視される美しいスライディングボレーによって、スコアは再び同点となり、チームの士気も最高潮に達していった。

これで完全に主導権を握ったShootersは、本当のサムライスピリットとはなんたるかを誇示するかのように、Samuraiたちを攻め立てる。そして62分には、「右サイドがいい」と自ら首脳陣に直訴したKwanが、得意の形からチャンスを創出。高いスキルを持った香港人レフティーは、右サイドをえぐった後に切り返し、利き足で鋭いクロスを送る。これに、再び投入されたばかりの坂本、桃太郎ザムライがファーサイドで右足をしっかりと当て、ボールはゴール左隅に収まった。二つのボレーで逆転に成功する劇的な展開に、歓喜を爆発させるShootersイレブン──。

さらにその5分後には、頼れる得点源の越智が相手DFの緩慢なプレーを見逃さず、相手ゴール前でボールを奪い、勝負を決するゴールを記録。今季は3試合で2得点をマークしている「ミステル・ドッピエッタ」(イタリア語で「1試合2得点の男」の意)は、2得点1アシストの活躍で、エースの仕事を十二分に果たしたのだった。これで、リーグ得点ランキングでもトップタイにつけた。ぜひとも今季は、リーグ得点王を獲得してもらいたい。

ドラマチックな展開で今季初の連勝を飾ったShooters。しかし、快勝の余韻に浸るのはほどほどにして、次に組まれている1部の強豪Mes Amisとのカップ戦、そして次節の首位USRC Experienceとの一戦に向けて気を引き締めなければならない。後者は平日夜に開催される試合だが、いいメンバーを組めることさえできれば、間違いなく勝機はあるはず。ここから、チームの真価が問われることになる。

文/イギー

〈試合結果〉
Shooters 4-2 Samurai Blue
(越智 19分 67分、井川 54分、坂本 62分)

〈今季成績〉
2013-14 Legal League Division 2
4位 勝ち点8 2勝2分1敗 得点14失点13

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング〉
【得点】
1位 越智公大  7ゴール
2位 井川洋一  2ゴール
   坂本桃太郎
3位 松本晴人  1ゴール
   Kwan
   間野泰光

【アシスト】
1位 Kwan    2アシスト
2位 松本晴人  1アシスト  
   今井雄一郎 
   Pong
   名取一樹
   井頭英信
   越智公大
2013-14 Legal League Div. 2 第4節 vs SiHK 2013.10.5 @Kwong Fuk Park
2013年10月10日 (木) 17:42 | 編集
Kick off: 18:30
気温: 26℃
天候: 曇

〈布陣〉
        越智公大
       (間野泰光)

   Pong    名取一樹   中村岳嗣
 (半澤孝憲)(岡田雷平)  (Kwan)
              (川端勇介)

     井川洋一  原 仁志
       (鈴木 周)

渕脇 穣 齋藤 弘  内野航平 今井雄一郎
          (田口聖教)(井頭英信)

         Chun

〈レポート〉
長い香港の夏も終わり、すっかり秋色めいた様相に一抹の寂しさも。いや、それは帰国を控えた筆者の個人的な心情か? 気温は25度前後、日も暮れかかった午後五時半、サッカーをやるには絶好の条件の下、Shooters一同はKwong Fuk Parkに集結した。

対する相手は昨季リーグ最下位のSiHK FC。試合開始直前に集まり、ウォームアップもしっかり出来ていない様子……、随分余裕ではないか……。この試合を落としたら今季は絶望的だぞ、と選手達は自身に言い聞かせる。今季、三戦連続で勝ち星から見放されているShootersだったが、先週の練習試合の大勝もあり、チームは良い雰囲気の中、積極的なプレス、コンパクトな守備など、戦術の再確認を行った。

序盤から名取、井川、原を中心とした素早いパス回しと前線からのプレスにより攻勢をかけるShooters。前半11分、名取がフリーの状態でシュートを放つが、惜しくもキーパーにセーブされる。そして直後、試合が動く。

またもや名取が左サイドをうまく抜け出し、中央へクロス、これが相手DFのクリアミスを誘い出し、こぼれ球に詰めた越智が落ち着いてシュート、ボールはゴールに吸い込まれ、Shootersが先制する。相手DFのプレスも有り、難しいコースだったが、これからパパになるに相応しい落ち着きで、難なく決めたいぶし銀のゴールだった。

先制点により勢いに乗ったShootersは、中央の二人が少ないタッチでボールを捌き、サイド、中央からの攻撃を活性化させ、完全に主導権を握る。前半16分、渕脇が中盤でDFを引き付けた後、左サイドでフリーのPongにパス、そのまま中央に切り込み、越智へ渡る。フリーのエースストライカーは難なくこれを決めて、リードを広げた。中盤の組み立てからサイドを使い、周囲との連携によって崩した今季のShootersらしいゴールだった。

その後、今井→井頭、越智→岡田、内野→田口、名取→間野、中村→川端、Pong→半澤、原→鈴木とフレッシュな面々を投入し、さらに攻勢をかけようとする。しかし前半終盤は、このバタバタした度重なる交代が裏目に出て、フィールド内での指示が希薄になってしまったことにより、前線からのプレスが甘くなり、相手に効果的なカウンターを狙われるケースも多くなった。DFラインもズルズル下がり、ヒヤヒヤする場面も多かったが、最後は体を張ったプレーでゴールを守りきり、2-0で前半を終えた。

失点はなかったもの必ずしも良くなかった前半終盤を踏まえ、Shooters一同はラインを上げて中盤をコンパクトにし、前線からのプレスをかけるチーム戦術を再確認し、後半に突入する。

後半からピッチに立ったKwan、助っ人ショータ、越智を中心に左サイドを突破する機会が増え、開始早々にリズムをつかんだShootres。組織的な攻撃で9分、10分とたて続けにCKを奪うが、ゴールには繋がらず。

その後、両者一進一退の攻防が続きゲームはこのまま平行線をたどるのか? と思われた直後、名取が個人技で魅せる。中央で中村からのパスを要求すると絶妙なターンで相手を華麗にかわし、フリーのKwanにパス。ゴールまでは少し遠い……、サイドに展開か? と思われた瞬間、この香港人レフティーはシュートを放ち、ボールはゴールネット左に吸い込まれた。あの体格、小さい歩幅でよくあんなシュートを打てるよな〜、さすがは一昨季のバロンドーラーだわ、そんな風にチーム一同は思ったに違いない。

組織的な攻撃と個人技で3点を奪い、このまま優勢に進める雰囲気だったが、サッカーは甘くない。落とし穴があったのだ。

後半15分に相手左サイドよりスローインを受けた相手FWがシュート、DFとGKが被ってしまい、うまくすり抜けたボールは力なくもゴールに吸い込まれた。後味の悪いゴールだったが、こちらはリードしている側、キャプテンを中心に再び士気を高め、追加点を狙いにいく。

本日がラストマッチとなる渕脇、普段は体力を使い果たし、ベンチから他力本願している時間帯だが、今日ばかりはポジションを一つ上げて、俺が主役だと言わんばかりに、果敢に切り込む。後半25分には、絶好のCKにヘッドで合わせるが、惜しくもバーに嫌われる。ゴールはまるで女心と秋の空、近いようで遠いなあ、倒れこみ虚空を見つめる渕脇。

そんな背番号7をよそ目に、原→鈴木、川端→Pong、越智→間野と次々にカードを切り、果敢にダメ押し点を狙う。このまま試合終了かと思われた32分、右サイドの井頭からのクロスを間野が頭で合わせる。難しい体勢からのヘディングは、しかし、ふわりと浮いて相手GKの頭を越えてゴールラインを割った。ベテラン二人による、トドメの4点目に沸き上がるシューターズ・イレブン。そして数分後に、審判の笛が鳴り、終わってみれば4-1の快勝だった。

相手が昨季の最下位チームだったこともあるが、苦手意識のある欧米人主体のチームに快勝出来たのは収穫だ。あとは強豪相手に、積極的なプレスがどこまで通じるかが今季の順位を左右するだろう。この試合で露呈した交代選手への指示をより徹底する必要がある。

新加入の齋藤が最終ラインを統率することにより、守備が安定し、今日ぐらいの相手なら、中盤と前線でもボールをキープ出来ている。また、エースの越智がリーグの得点王争いに絡んでいるように、今季は得点力も向上しているようだ。今日の試合を今後の指標として、2位フィニッシュと昇格を目指していきたい。

まだまだ優勝も射程圏内、日本からレポートを読むぜ!! C'mon, Shooters!!!!

試合後、一同はちょうどこの日に予定されていた渕脇と井川の主催するパーティーへ向かった。快勝を祝う乾杯に始まったセントラルの夜、渕脇はゴールを決められなかった鬱憤を晴らすかのごとく、DJに精を出していたとか、いなかったとか。勝利の美酒にまみれ、宴は朝まで続いたそうな。

文/Jo

〈試合結果〉
Shooters FC 4-1 SiHK
(越智 13分 16分、Kwan 50分、間野 67分)

〈今季成績〉
2013-14 Legal League Division 2
7位 勝ち点5 1勝2分1敗 得点10失点11

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング〉
【得点】
1位 越智公大  5ゴール
2位 井川洋一  1ゴール
   坂本桃太郎
   松本晴人
   Kwan
   間野泰光

【アシスト】
1位 Kwan    1アシスト
   松本晴人  
   今井雄一郎 
   Pong
   名取一樹
   井頭英信
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