Shooters FC
We are crazy about football! No one can stop us! (日本人サッカーチーム in 香港)
2013 HKJ第1節 vs Bulls 2013.6.2 @Kowloon Bay Park
2013年06月04日 (火) 14:45 | 編集
天候:晴れ
気温:32℃
Kick off:19:30

〈布陣〉
      本町知貴  小泉 創
           (木村幹也)
  Kwan              二宮義和
                 (間野泰光)
      井川洋一  原 仁志
      (Lung)

 Pong   千葉朋広   Fish    Pan
            (吉村康弘)(Ted)
           Hin 

〈レポート〉              
超高温多湿な天気が続くマカオ……と香港(編集部注:マッチはマカオに住んでいます。知らない人のために)。気の利いたアレンジにより、太陽が完全に沈んだ夜7時半からに設定されたブルズ戦。今季の香港J初戦に向け、集まった精鋭は集中してアップを行い、決戦に臨んでいった。

開始早々、組織的な守備とロングボールを多用した攻撃で、ブルズがシューターズ陣地に食い込んでくる。そんなグイグイ来る相手を、千葉とFishを中心としたSFC守備陣は、鉄壁のディフェンスででガンガン跳ね返す。蹴り込んで裏を狙ってくる相手に対し、決定機を作らせない安定した守備で相手のやる気をそいでいった。

すると前半10分、前線の本町の足下にボールが入る。間髪入れずに2トップを組む小泉天皇の前方50㍍くらいへ無謀なパス。誰もが絶望と共に守備へ切り替えようと下を向く中、天皇だけは止まらない。人類史上最速の男はすでにGKの足下に届いたボールにつっこみ、そのスピードと剣幕に完全におののく相手GKからボールを奪う。

絶望からの奇跡にシューターズ一同の雄叫びが響く中、天皇がゴールに向かってシュート!

放たれたボールは美しい弧を描いてゴールに入る……ことはなく、チロチロ転がり相手DFがクリア。バルサ的な完璧なゴールしか求めない天皇の美学からか、あるいは単に走りすぎて脚がシュートに耐えられなかったのかは本人にしか分からないが、このプレーがシューターズの勢いに火をつける。

相変わらずブルズの攻撃を叩き潰す千葉とFishに加え、1対1で絶対に負けないPongのディフェンスがことごとくブルズの攻撃を跳ね返す。

さらにこの日デビューを迎えたTedについても語るべきだろう。到着してユニフォームも渡していないのに、いきなり上半身を露出し、鍛え上げられた腹筋のバネとその焼けた肌を惜しみなく披露する筋肉マン(編注:いや、見事な身体でしたね。女性ならずとも触ってみたいと思うほど)は、ピッチでも存在感を発揮し、次々に相手からボールを奪う。右サイドのイタリア系アパレルコンビ、“マノ&ニーノ”が筋肉マンからのパスを受けに頻繁に顔を出し、シューターズのボールポゼッションが高まりリズムが出てくる。

そして13分、アグがいつものごとく左サイドをぶっちぎると、中央に走り込む本町の足下にあとは触るだけの優しいグラウンダーのセンタリング。その優しさが本町のブリキの左足を黄金に変えることはなく、ミートしきれずに、チロチロシュートでGKに止められる。それでも、この決定機を迎えたことで、SFCの攻勢が強まる。

さらに15分、そんなアグのキープ力に嫌気がさしたブルズDFは、たまらず後ろからファウルを犯す。そこで走ってきたのは、最終ラインで完璧なリーダーシップを発揮する吉村。丁寧にボールを置く動作に静まり返った会場は固唾を飲んで見守る。そして物理学者を驚かせたあのロベカルを彷彿させる助走から、弾丸キックが放たれる。そのオーラに誰もがゴールを予感したが、ボールは物理学通りにまっすぐゴール枠外左へ。しかし、これがゴールへのオーラを生んだのは間違いない。

内野監督がベンチから絶妙なタイミングでメンバーを交代させ、フレッシュなメンツがグイグイ攻め込み、立て続けにコーナーキックを獲得。こちらも本日がデビューのLungが放たれた鋭いボールをアグがニアでスルーし、ゴール前に鋭く入るボールに反応したのは本町。その反応があまりに鈍く、いたしかたなく右手でゴールにぶち込む。ブルズが一斉に「ハンド!」と叫ぶ中、審判は迷うことなくゴールを認定。SFCは先制点を獲得し、前半を折り返す。

後半は珠海からのフェリーに乗り遅れ、遅刻した幹也をFWに投入。持ち前のキープ力、ゴールへの姿勢がブルズDF陣を翻弄する、そして後半10分には、本町からの裏へのボールに幹也が抜ける。トラップが伸びDFに追いつかれたものの、オシャレなまた抜きでかわす。そして相手がたまらず後ろからファウルし、シューターズはPKを獲得。本町が幹也からボールを強引に奪い、ゴール右にたたきこみ、待望の追加点が生まれた。

その後もシューターズの優勢が続く。井川と原の両ボランチが圧倒的な運動量と絶妙なポジショニングで中盤を支配し、ゲームを組み立てる。それにより前線の幹也や小泉にボールが入るようになり、相手陣地での攻撃が続く。そして後半20分、右サイドでFKを得ると、アグがファーサイドに絶妙なボールを蹴り込む。相手GKが何とかボールをはじき出したが、そんなファーサイドに待っていたのは吉村。こぼれたボールを奪い取り、振り向きざまに逆サイドのネットにぶち込む。ブルズの息の根を止めるにふさわしい豪快なゴールが、この試合を決定づけたのだった。

その後、伝説の右DFウチノの投入によってディフェンスの安定感が増し、まれにあるピンチもHinが難なく押さえる。最後は右サイドのFKから相手の虚をついて後ろから走り込んでくるFishがシュート。その圧倒的な守備能力とプレー範囲で無失点に大きく貢献した男のシュートは、ゴール右端に向かうも相手GKが何とかセーブ。その直後に試合終了の笛が鳴った。

序盤は若干押されかけていたものの、安定したディフェンスで徐々にペースを取り戻し、迫力ある攻撃で得点を重ね、最終的には3-0と貫禄の勝利。我らシューターズこそ、今季の香港J優勝の最有力候補であることを、他チームに認識させた素晴らしい試合であった。

文/本町知貴

〈試合結果〉
Shooters 3-0 Bulls
(本町 33分 45分、吉村 56分) 

〈2013HKJ順位表〉
順位  チーム    試 勝点 勝 分 負 得点 失点 得失
1   シューターズ 1 3  1 0 0 3  0  3
2   Jリーガーズ 0 0  0 0 0 0  0  0
3   パウリスタ  0 0  0 0 0 0  0  0
4   ブルズ    1 0  0 0 1 0  3  -3

〈2013HKJ得点ランキング〉
1位 本町知貴 2得点
2位 吉村康弘 1得点
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