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Shooters FC
We are crazy about football! No one can stop us! (日本人サッカーチーム in 香港)
2014-15 Legal League第16節 vs HK Krauts 2015.2.28 @Po Kong Village 2
2015年03月26日 (木) 11:27 | 編集
2015年2月28日
Kick off: 14:15
気温: 13℃
湿度: 64%
天気: 曇

〈布陣〉
           津田哲平
          (杉山俊哉)

   佐藤順平    西井敏之    間野泰光
  (石黒敬司)  (齋藤 弘)  (二宮義和)

        小林佳樹  名取一樹

 鈴木 周   工藤晋一  吉泉光一  今井雄一郎
(西田耕二) (田口聖教)      (吉村康弘)

           益山秀人

〈レポート〉
「今日のレポはアマちゃんね」

 スタメン発表、試合前の戦術確認などが終わり、各自、最終準備をするために一度は解散しかけたチームの輪を呼び戻す形で、名取主将から今週のレポ担当が発表された。「そろそろくるな~」と予感はしていたが、よりによって今日とは……。明日からいただく遅めの旧正月休暇と引き換えに課せられた試練である。

 このHK Krautsとの大一番から6日経った3月6日、金曜日の夜、試合メモを片手に必死に当日の記憶をたどっている。しかし案の定、大方の記憶は旅行先に置いてきてしまい、ほとんど覚えていない。

しかも、頼みの綱の試合メモも、試合当日、動揺のあまり控えメンバーに依頼しないままピッチに出てしまい、前半部分は空白である。

 苦し紛れ、最後の手段として、記憶に残っているシーンにスポットを当てて試合を振り返りたい。

──前半得点シーン──
 巨漢に似合わず、丁寧に細かいパスをつなぐHK Krautsに高いポゼッションをキープされ、試合開始から一方的に攻め続けられる前半となった。あわやオウンゴールという場面もあったが、我らが守護神、益山を中心に最終ラインの踏ん張りでなんとか持ちこたえる。

 しかし、前半24分、自陣の右サイドを深くえぐられ、中央付近に折り返された低いクロスを逆サイドから走りこんできた相手SMFに合わされて先制を許してしまう。

 実は前半10分過ぎ、これとまったく同じ動きで右から崩されて、ゴール前で決定的なシーンを与えてしまった。その時の左を守っていたのは私である。

 逆サイドの深い位置に攻め込まれるとどうしてもDFは相手を背負うことになる。それに加えて、私のように経験値の浅いプレーヤーは、ボールウォッチャーになってしまう。

 例外なく、この場面で私は自分がマークすべき相手選手がどこにいるか全く把握できていなかった。低い弾道のマイナス気味のクロスがゴール前に折り返され、後ろを振り向く様な格好で動き出すものの時すでに遅し、トップスピードに乗った相手SMFが走り込んできてキーパーと1対1の局面をつくられる。相手がインサイドで合わすだけの比較的簡単なボレーをミスキックしてくれたため救われたが、1失点に等しい状況を献上してしまった。

 第15節のLegal Head戦でもサイドからのクロスに対して、DF陣がボールウォッチャーになってしまう場面が見られた旨、名取主将からの注意があった。改めて、自陣サイドの深い位置に攻め込まれた場合は、ボールだけに気を取られないように声を掛け合い、ボールではなく相手に喰らい付いていくことの大切さを勉強する失点となった。

──ハーフタイムの指示──
 ハーフタイムに齋藤副主将より全体的にマークがずれている旨、注意が促される。流動的に選手が走り、余裕を持ってテンポよくパスをつなぐ相手に対してSFCは、パスが出てから動き出しているため全てが一歩遅く、自分のマークをしっかり抑えることができていない。その上やはりドイツ人、見た目通り競り合いは相当強い。気持ちで負けない、怖がらずに身体をぶつけるようと名取主将からも激が飛ぶ。

──後半──
 SFCボールで後半スタート。キックオフと同時に下げられたボールを最近ボランチでの活躍が絶賛される西井が大きく左に展開、このボールを新加入のポジションはどこでもこなせる佐藤が絶妙なトラップ。相手コーナーフラッグ近くまで持ち込みクロス、幸先の良い後半のスタートとなった。

 後半5分、佐藤→西井→齋藤→今井と滑らかなパスワークでピッチの左から右へ、斜めに横断。「サイドを基点にタメをつくって展開していく」という今季のSFCが課題として挙げているプレーを垣間見ることできた瞬間である。

 後半15分、齋藤が身体を張って得たフリーキックのチャンスに、伝家の宝刀、吉村のキックで相手ゴールに迫る。少しづつ流れがSFCに傾き始める。

──後半失点シーン──
 しかし後半27分、CKのチャンスを得るが、逆にそのこぼれを相手に拾われてカウンターを喰らう。ものの数秒で形勢が逆転、3対2の数的優位を作られて失点してしまう。攻めてはいるが決定的なチャンスを作れないまま、2点目を献上しまったイレブンは落胆を隠せない。

──後半得点シーン──
 だがその3分後の後半29分、相手右サイドからのCKを得る。帰国した井川委員長、怪我で離脱中の加藤と今までCKを蹴ってきたメンバーが不在の中、ボールをセットしたのは今日、晴れて香港留任決定との発表があったSFCの希望、杉山俊哉である。

 第14節のKCC Royals戦で、杉山は高い相手DFラインに対して、低い弾道のクロスの重要性を説いていた。正にその有効性を実証するような低く鋭いピンポイントクロスが放たれる。それを待ち構えていたのは、髪型変幻自在の石黒である。目の覚めるようなドンピシャのボレーにキーパーは1歩も動けず、ボールがネットを揺らす。いつもサッカー用品をビニール袋入れ、肩から引っさげて試合会場にくるこの男、やはりただ者ではないようだ。

 最後に傾いた流れを掴むべく、終了間際の後半32分、ハーフウェイライン手前から吉村の超ウルトラロングピンポイントキックがゴール前の齋藤の頭をめがけてキレイな弧を描くも、あと数センチ足らずにミートできず、試合終了となる。

 結果は1-2の敗北。スコアだけみると上位相手に接戦を繰り広げたようにしたようにも見えるが、残念ながら試合内容的には完全に実力の差を見せ付けられてしまう形となった。後半は大分ボールをつなぐことができたが、バイタルエリア内では決定機を作らせてもらえず、相手に脅威を与えるような攻めができなかった。

 リーグ日程の都合から、今回のKrauts戦は前半分である。3週間後の3月28日には後半戦分として再戦がある。

「ローマは一日にしてならず」短期間でこの力の差を埋めることが難しいのは周知の事実である。しかし「一眼二足三胆四力」(いちがん・にそく・さんたん・しりき)という言葉があるように、工夫次第では力の差を埋め、勝つ手段はあると考える。

※様々な解釈があるが、私の空手の師匠の教えは、見せかけの腕力以上に大切なのは観察力・フットワーク・気合いであり、「一眼」「二足」「三胆」が揃ってはじめて、本来持っている「四力」=力量を発揮することができると説く。

一眼:相手にどんなプレーヤーがいて、それぞれどんな特徴や癖を持っているか、各自今日の試合を思い出し、頭にインプットして次の試合に臨む。試合中も絶えず相手を観察して、声を出してみんなで情報を共有する。

二足:試合までの3週間、各自ができる範囲内でコンディションを維持し、例え体格的に不利で、技術的にも相手に分があっても絶対に走り負けない。最後まで諦めずに走りきる!!

三胆:チームメイトを信頼し、お互い助け合い、気迫を持って試合に臨む。

おりしも次のHK Krauts戦は、今バロンドールに最も近いと噂される男、益山秀人の大大大壮行会予定日である。今季チームのために誰よりも体を張り、ゴールマウスを守ってくれた守護神を気持ちよく送り出すためにも、同じ相手に二度負ける訳にはいけない。個人的には、虎になったつもりで相手からボールを狩り取るくらいの気合いで試合に臨みたい。

※本当にどうでもいい余談だが、興味本位で対面の選手にチーム名の由来を聞いたら、戦時中に英国人が「ドイツ人=Sauerkraut(キャベツの塩漬け)を食べる人=Kraut」と呼んでいた、ある種の差別用語が由来らしい。もちろん冗談的に使っているそうだが……。

文/鈴木 周

〈試合結果〉
Shooters FC 1-2 Hong Kong Krauts
(石黒 64分)

〈今季成績〉
2014-15 Legal League
5位 勝ち点22 7勝1分7敗 得点24失点18

http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉
【得点】
1位 吉村康弘 5得点
2位 津田哲平 4得点
   名取一樹
4位 新田 悠 1得点
   川端勇介
   今井雄一郎
   西井敏之
   間野泰光
   杉山俊哉
   齋藤 弘
   井頭英信
   井川洋一
   福谷健二
   田口聖教
   石黒敬司

【アシスト】
1位 間野泰光 2アシスト
   西井敏之 
   齋藤 弘
5位 Kwan   1アシスト
   小林佳樹
   石黒敬司
   吉村康弘
   星 哲史
   加藤新竝
   名取一樹
   桜井達夫
   津田哲平
   杉山俊哉
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