Shooters FC
We are crazy about football! No one can stop us! (日本人サッカーチーム in 香港)
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2016-17 Legal League 最終節 vs Bants FC 2017.06.03 @HV2
2017年06月07日 (水) 14:08 | 編集
sfc final


天気:快晴。
気温:31度
<布陣>
          吉岡拓馬     内野航平
         (竹内剛史)   (普川幸弘)


 垣崎靖    武田和久     原仁志      Dennis
(間野泰光) (大野貴由)    (高橋慶太)   (青木佑二)


 西田耕ニ   工藤晋一     越智翔平    西井敏之
(小林佳樹)                     (長谷川誠)
             

               益山秀人

ハッピーバレー競馬場の歩行者用トンネルをくぐると、強烈な日差しがピッチを照りつけていた。熱せられた空気が地表から立ちのぼり、遠くの景色が揺らめいてみえた。
本格的な香港の夏が到来した。

長かったシーズンも今回がいよいよ最終戦。相手はBants FC。前回の対戦では、ゴール付近まで届くレーザービームのようなロングスローで崩され、0-5と大敗を喫した。「同じ失敗を繰り返してはならない」。試合前のミーティングで、ゴール付近で相手にスローインを与えないよう遠くにクリアする方針を確認した。そして、数で勝るなか、暑さを味方につけて走り勝とうと気合いを入れた。

試合前には、タクから、来月帰国するとの挨拶があった。サッカーへの愛に溢れ、チームに熱さと暑苦しさをもたらした男の離脱の報に、メンバーたちは心の中で大いに泣いた。(注:レポには個人の見方が反映される場合があります)。ケガをした素は、出場できないにも関わらず応援に駆け付けた。積極的にメモをとり、交代の指揮にあたった。

<試合内容>
前回の大敗のちょっとしたトラウマから、序盤は硬さが出るかと思われた。しかし、シューターズは積極的に仕掛けに行った。組み合ってみると、フィジカルは立派だが足元の技術はさほどでもなかった。狭いピッチの中でも、ある程度パスは回せると、個々の選手が感じた。武田・原の中盤を軸にショートパスを多用し、左サイドのカッキ―は勢いよく縦に仕掛け、ウッコーにもボールが収まった。右サイドバックの西井はオーバーラップを仕掛けた。ペナルティーエリア付近からシュートを放つなど、活きの良さを見せつけた。

相手の攻撃は、サイドバックからすぐさまFWにロングボールを当ててくる、典型的な縦に速いサッカーだった。越智と工藤の両センターバックが、競る役と裏でフォローする役とに分かれて対応した。左の西田も身体を張ってブロックした。ただ、やってくることはシンプルだが、味方のDFやMF同士の距離の取り方次第で、DFと相手FWの1対1の競り合いになり、崩されればピンチを招きかねなかった。

18分、そうした懸念が現実となった。中央の浮き玉を中盤で寄せきれず、相手MFから右サイドのFWにスルーパス。相手FWは、少ないタッチでうまく縦に抜けた。キーパーとの1対1となり、しっかりとゴール左隅に流し込まれてしまった。ぼこぼこ蹴ってくるサッカーへの対応はDFだけでなくFWの寄せのところから、今後の宿題として残された。

しかし、それでも気落ちしないのが、今シーズン、メンタル面の強さを増したシューターズだった。20分でメンバーが入れ替わると、「つなぐ意識」を呼びかけていた大野や高橋を中心に、中盤でショートパスをつなぎリズムをつくった。

トーレス竹内はポストと裏への飛び出しのメリハリをつけ、ヤスはトラップからパスへと、ひとつひとつ丁寧なプレーを心がける様子が伝わった。右サイドバックのハセぴょんは堅実な守備が光った。そして、その容姿からは最もかけ離れたニックネームである「ふかきょん」を自称する譜川は、左利きを生かして、サイドから積極的にセンタリングを試みた。

前半も終わりにさしかかると、相手の動きがいよいよ鈍り始めた。青木は前線から狂犬のごとく相手DFに圧力をかけていき、ボールを奪うと大野の冷静なさばきからサイドチェンジ。相手陣地に攻め込む時間が増した。25メートルほどの距離から放たれたヤスのミドルシュートは惜しくもキーパーに阻まれた。全体で押し上げ、相手に脅威を与えることができたが、仕留めきれなかった。

ハーフタイム。それにしても暑すぎた。日差しを避ける屋根が一切ないピッチで、休憩中ですら、じりじりと照りつける太陽に体力を奪われた。

後半開始。前半とは明らかに動きが鈍った相手に、シューターズの攻撃陣は勢いを増した。相手のペナルティー付近でボールを回す時間が増え、右サイドに展開した武田からは惜しいクロスが放たれた。この試合、最も声を出していたカッキ―は、中央に1人で持ち込み、フェイントでDFをかわしてシュート!惜しくもボールはバーの上だった。

44分。この日、最大のチャンスが訪れた。右サイドで得たコーナーキック。カッキ―がボールをセットする間、ファーポストに立っていたタクが、相手に分かられないよう「ちかいさいど!」と日本語でニアを要求した。カッキ―の左足から放たれたボールは鋭い弧を描きながら、ピンポイントでニアに走り込んだタクの頭に吸い寄せられた。ボコン。にぶい音とともに、ボールはものすごいスピードでゴールバーの上を天高くすっ飛んでいった。試合後、高橋をして「タクさん、丸刈りかモヒカンのどっちがいいスか?」といわしめた、大ちょんぼだった。

50分。自陣右サイドで、警戒していたスローインを与えてしまった。相手は長身の2人がペナルティーエリアの中でポストに入った。DFは身体を寄せるも、片方がうまくボールを後ろにそらすと、待ち構えていた相手FWはゴールに背中を向けながら逆サイドにシュート。見事なゴールを献上してしまった。来るとわかっていたプレーでの失点だっただけに、チームの雰囲気は、沈んだ。

56分。そんな重苦しい空気を吹き飛ばしたのが、「最近、好調」と評価を高めているDennisだった。高橋から、右サイドのペナルティーエリア外側にいたDennisにボールが回った。中にドリブルすると見せかけて縦へと切り返し。誰もがセンタリングを期待した。その瞬間、迷わず右足を振り抜くと、ボールは音もなく、まっすぐにゴール右隅に吸い込まれた。相手ゴールキーパーは唖然。味方も一瞬、何が起きたかわからなかった。ボールがゴール内で転がるのを見て初めて、皆がDennisに駆け寄りもみくちゃにしたのだった。

あと1点。皆で声を掛け合うも、灼熱の太陽が容赦なく照りつけ身体はどんどん重くなった。相手も走れないが、こちらも同じくらい走れなかった。そして、形成は徐々に逆転され、攻め込まれるシーンが目立ち始めた。フル出場の工藤と越智は、メンタルを振り絞り最終ラインで何度もピンチを防いだ。コバは、守備で身体を張りながらも、常に攻撃を考えていた。奪ってからの切り替えの速さで相手を苦しめた。そして、特筆すべきは守護神・益山の奮闘だった。筆者の記憶する限りでも、決定的なピンチを4度は防いでいた。至近距離から放たれるシュートへの反応は抜群で、相手が追加点を奪えず苛立つ様子がよくわかった。

結局、追加点は奪えず、無情にも試合終了のホイッスルがなった。1-2の悔しすぎる敗戦だった。試合後、双方の選手同士は、猛暑の中の互いの健闘をたたえ合い、しっかり握手した。フェアプレーを貫くことはできた。

試合後、西井キャップからは、この2年でチームは確実に成長していること。そして、この悔しさを来季にぶつけて、さらなる飛躍を遂げようとの前向きな発言があった。今シーズンの結果に、一番悔しい思いをしているのはキャップだった。しかし、最後までチームを鼓舞する姿には、ただただ頭の下がる思いだった。今季の反省や来季に向けての抱負は、アワード等の機会で本人が語るのを待ちたいが、シーズン最後のマッチレポとして簡潔に、西井キャップと彼を支え続けた幹部の皆に深い感謝の気持ちを表したい。多謝!! 
文/ペンネーム・腫瘍はトモダチ


〈試合結果〉Shooters FC 1 – 2 Bants FC
得点:Dennis(アシスト無し)

〈今季成績〉
2016-17 Legal League
 Div.2 
7位 勝ち点27 8勝3分11敗 得点36失点45
http://www.legalleague.com.hk/seasons.php

〈今季チーム内ランキング(全公式戦)〉

【得点】
1位  松本晴人  10得点
2位  上原裕史  5得点
3位  垣崎靖  3得点
4位  羽田泰彦  2得点
     金谷俊彦
     吉岡拓馬
5位  青木佑二  1得点
     西井敏之
     今井雄一郎
     間野泰光
     高橋慶太
     工藤晋一
     小林佳樹
     鈴木孝哉
     杉本敏郎
     竹内剛史
    伊東和貴
    武田和久
Dennis

【アシスト】 
1位  垣崎靖   9アシスト
2位  高橋慶太  3アシスト 
3位  西田耕ニ  2アシスト
4位   Dennis   1アシスト
     吉岡拓馬
     竹内剛史
     長谷川誠
     福山耕平
     杉本敏郎
     小林佳樹

【イエローカード】 
1位  杉本敏郎  1枚
     西田耕ニ
     高橋慶太
     脇信輔
     金谷俊彦
     鈴木周
     垣崎靖


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