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Shooters FC(日本人サッカーチーム in 香港)

香港、いやアジアで一番のブログアップ数を誇る日本人サッカーチーム

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20-21 Legal League 1節 VS Stray Dogs @Happy Valley Pitch2 2020.10.17

20201017 vs Stay Dogs 試合後
前半 後半
前半            後半

人類は歴史上後世に大きく影響を及ぼすイベントをこれまで何度も経験してきた。蒸気機関の発明、帝国主義の勃興、米露冷戦、ベルリンの壁崩壊、そして9・11アメリカ同時多発テロ。時にそれは人類に喜びをもたらし、時に苦難を与えた。2020-2021年シーズン開幕戦であるこの試合は、我々シューターズにとってそれらと同様に重大な、歴史に残るものとなった。

それは、開幕戦での勝利である。

マザーテレサ、マザー2(糸井重里)と並んで世界三大Motherの一人であるシューターズの母、コバさん曰く、少なくとも彼が所属してからの6年間では一度も開幕戦の勝利はなかったと言う。6年間、2,190日、52,560時間、3,153,600分の時を超えて我々シューターズは遂にやってのけた。時をかけるおじさんたちはピッチ上を駆け抜け、そして勝利したのだ。この駆け抜け方は筒井康隆も腰を抜かしているにも違いない。
「なんだあのケンブリッジ飛鳥みたいな奴は…」
「樽っぽいバルデラマみたいな奴もいるぞ..」
試合前には相手チームの強そうな風貌に我々は完全に震えあがっていた。恐怖を押し隠すように浮かべる薄ら笑い、最早ぽっちゃり系男子シューターズの試合前恒例行事とも言えよう。
だが繰り返す、俺たちは勝った。
人は見た目が9割。そんな馬鹿なことを偉そうに言うやつには能ある鷹は爪を隠すというありがたい諺を教えてやろう。全ては相手を油断させるための世を忍ぶ仮の姿。「コロナで運動ができなくて太っちゃってさー何とかしないといけないねー」と焼酎片手にヘラヘラと全く説得力のない意思表明をするのも、Pカラで羽目を外し全裸で路傍のゴミ屑のようにうずくまるのも、すべては油断させるがための計算に基づいたものなのだ。さすが社内ではそれなりのポジションにいるメンバーも多い、できる紳士集団シューターズである。うーん、マンダム。

[試合経過]
シューターズボールでキックオフ
1’ 川原のパスに中尾ミドルでいきなりの先制ゴール!1対0
6’ 左から中尾崩し→上原ミドル気味シュートは枠外
8’ ロングボールを金谷ナイスカバー
11’ 右から木場ミドル→キーパーが弾きコーナーゲット
11’ コーナーのこぼれを右に叩き中尾ミドルも枠外
12’ 上原と木場で右から崩し→木場のラストパスを川原が押し込んでゴール!2対0
14’ 左から相手スルーパスも金谷ナイスカバー
18’ 左からクロスを上げられるもトニー中央でナイスクリア
20’ 中尾、左からミドルはキーパーが弾きコーナーゲット
21’ コーナーのこぼれから逆襲を食らうもトニーナイスカバー
23’ 吉本、左から一人かわしクロスも相手に当たりコーナーゲット
29’ ゴール正面からシュートを打たれる大ピンチも枠外
31’ 左からスルーパスを通され危うくピンチも益山ナイスセーブ
33’ 中尾→吉本落とし→松本シュートはキーパー弾いてコーナー
34’ 松本、右から崩してクロスも上原のヘッドは惜しくも枠外
35’ 中尾のスルーパスに松本反応、冷静に流し込みゴール!3対0
3対0で前半を終え後半へ

後半は開始直後から一進一退の攻防が続き両チームともなかなかチャンスを作ることができない。
しかしセットプレーのチャンスが訪れ、、、
70’ 中尾のコーナーから松本がピンポイントで合わせゴール!4対0
また、試合終盤には、、、
85’ 木場のパスに吉本が反応してダメ押しゴール!5対0

と終わってみると5対0の圧勝となった。
試合後には飯田キャプテン発案によるピッチ上でビールで乾杯。欧米か!

[試合後記]
一つ書いていなかったことがある。それは、この試合をもってシューターズのスーパーエース上原が帰国することだ。長きにわたりシューターズを支えてくれた男がチームを去る、その事実に対しての共通意識、

「最後に、上原に何とか点を取らせたい」

皆の愛はパスとなってピッチ上に表現された。パス、またパス、パスパスパス。だがそこに上原はいない。4点目を取り圧勝ムードが漂ってからは露骨である。パスパスパス、パスパス、パス。。だがしかしそこに彼はいない。それをベンチから見ていた筆者は山崎まさよしの「向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに」という歌詞の一節を思い出した。

「どこにいるんだ上原!」

最後に上原にゴールをという皆の愛は、気づけば探索活動に近い気持ちに変貌を遂げていたのであった。

試合後、「いやーあれは僕が走ってスペースを作ったからこそのゴールですよ!」と笑顔で言える彼。それを見て私は、そんな彼の人柄が皆を惹きつけているんだろうなあ、と少し羨ましく思ったのだった。上原君、僕はもう少し香港にいると思うから、またコロナが明けたら一緒に香港でサッカーしよう。君のようなしなやかな動きができるように、僕もやれるだけ頑張ってみるよ。


文責: 福山 a.k.a. DJ


〇結果:5-0

     得点  アシスト
1点目 中尾  川原
2点目 川原  木場
3点目 松本  中尾
4点目 松本  中尾
5点目 吉本  木場

〇2020-2021シーズン
得点
2得点 松本
1得点 中尾、吉本、川原
アシスト
2アシスト 中尾、木場
1アシスト 川原

新加入選手、今回は4名です。
お若い4名が加入されました。これで我がチームの平均年齢が数歳は下がったかも。。。
石丸さん  井出さん
石丸さん              井出さん
土屋さん  菱川さん
土屋さん              菱川さん


最後に、
上原さんが今回の試合、天野さんが次回24日㈯の試合を最後に、日本へそれぞれ帰任されます。
以下は送別会写真です。
お二人の日本での公私の更なるご活躍を、シューターズ一同、香港より祈念しております。
天野さん&上原さん送別会その1
一次会

天野さん&上原さん送別会その2
三次会終了後
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